【TO GO文化】の定着で食品ロスを減らす

 アメリカに対する日本人のイメージとして代表的なものを1つ挙げるとするならば、「食べ物の量が多い」ことがあります。これは実際間違いではなく、レストランへ行くと多くの場合、私が想定していた2、3倍の大きさで料理が提供されます。現地の人が皆この量を食べきれるわけでもなく、アメリカ政府は1940年代から食べ残しのTo Goを推奨しており、この文化が広く根付いていると感じました。食品廃棄物は、世界で排出されるごみの約1割を占めており、毎年115兆円近くの食品が廃棄されていますカリフォルニア州では昨年から食品ロスを減らす取り組みを義務付ける法律が施行され、2025年までに生ごみを75%減らす目標を掲げています。

 私は日本でレストランのアルバイトをしているのですが、まだ食べられるものを廃棄しなければならないことが多く、食品ロスを減らすよい解決策はないか考えることが多かったため、今回このテーマと取り上げました。このTo Go文化に注目し、レストランでの食品ロスを減らすために日本は何が出来るのか、考えたいと思います。

 下の写真は"Cafe 50's"の Chocolate Maltと Chili Cheese Fries(small)です。Friesの量はsmallでマクドナルドMポテト4個弱くらいでしたが、Largeサイズがどのような大きさなのか気になります。右上の Chili ソースをかけていただく、アメリカの人気料理です。


下の写真のChocolate Malt(チョコレートアイスクリームを飲み物にしたようなもの)はおかわり用に左の容器が付いてきたため、グラスの2倍の量ありました。


案の定1人でこの量を食べきれるわけでもなく、持ち帰ることにしました。(下の写真)
私が今までカリフォルニアで行った全てのレストランには紙製の容器が置いてあり、To Goすることが出来ます。アメリカでは、高級レストランであっても持ち帰り用の容器を用意してあるそうです。


生ごみは水分を多く含むため、焼却するために膨大なエネルギーがかかります。また、堆肥化出来るものが廃棄されてしまうこと、食料不足に陥っている人がいる中廃棄してしまうことは大きな問題です。日本では「食品ロス削減推進法」が2019年に施行されましたが、その内容は啓発資材の配布や呼びかけを行う等のみであり、廃棄量は少しずつ減少しているものの効果の高い策が行われているとは言えません。
私が働いているレストランではプラスチック製の容器を用意してありますが、その存在を知っているお客さんはごくわずかです。また、他のレストランであっても食べ残したものを包んで持ち帰っている人はほとんど見かけたことがありません。
食べきれる量を買う、注文することは大前提として、万一の場合はTo Goをすることが日本でも当たり前にすることは食品ロスを減らす1つの解決策になると思います。

横森英奈

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