先日、会社から車で10分のところに位置するTokyo Centralへ行ってきました。ここはロサンゼルス最大の日系スーパーであり、2013年にドン・キホーテと合併したそうです。
お馴染みのキャラクターであるドンペンくんがあちこちにおり、商品価格以外は完全に日本のドン・キホーテと同じ様子でした。やはり物価が高く、広告の品だったおかめ納豆が3パックセット約200円で売られていました。通常は300円近くで売られているそうです。ラムネ、吉野家の牛丼の具パック、ガリガリ君、悪魔めしふりかけなど幅広く日本の商品を取り扱っており、店内のフードコートには、築地銀だこまでもありました。
最も印象に残ったことは、WARNINGと書かれた警告表示の多さです。下の写真では、うまい棒が包装に大量のプラスチックを使用していることを警告しています。他のスーパーでは過剰包装を行う商品をそもそも取り扱っていないため、このような警告はほとんど見られません。カリフォルニアでは、紙製などのリサイクル可能な包装でないと商品は売れないため、多くの企業がパッケージを変更しているそうです。
また、Pockyには癌を誘発する物質が含まれていることが警告されています。カリフォルニアでは食品に一定量の化学物質が含まれている場合、警告表示をしなければならない義務があります。日本にはこのような表示はないため、普段何気なく口にしているものが身体に有害であることに大変驚くと共に恐怖を感じました。
現在アメリカでは若い世代の糖尿病や病死が増えており、問題となっています。これは、親世代が化学物質を多く摂取したことがその子供の身体に悪影響を及ぼしているからです。また、コロナ禍により子供が運動をする機会が減り、更に状況が悪化しています。日本で販売されている商品の多くは何かしらの化学物質が含まれています。それらを全て自らの食生活から排除することは不可能に近いですが、食への関心を高めることにより自分の身体だけでなく将来の世代も守ることが出来るのではないかと思います。ネイティブアメリカンのイロコイ族は会議で何かを決定する際、7世代先が困るか否か考えていたそうです。そのため、アメリカでは「Think about the 7th generation」という有名な格言があります。7世代先は約210年後、2233年まで先のことを考えて行動している人は僅かと思いますが、持続可能なことをトレンドとしてだけでなく、自分ができることから始めたいと思います。
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