前を向いて仕事をする人、後ろを向いて仕事をする人 (これからの人材 その2)

  過去から学ぶことは山のようにあります。その過去を勉強して、前を向いて仕事をする必要がありますが、仮説すること、想像することができないために、過去のことを勉強しても、その過去の事例を用いて、現在の環境を考えて、想像することをせず、過去と同じようなことをしようとする人が非常に多いです。この変化の激しい時代では、想像力が欠乏すると時代の流れについて行けないように思います。

 本日、アメリカのラーメン屋さんでランチをしていました。「時代屋」と言う昭和をイメージしたラーメン屋さんで、昭和の音楽が流れていました。知っている曲なのですが、誰の歌か全く思い出せませんでした。そして、その歌を聴いていた頃、何をしていたかも全く思い出せなくなっていました。昔は、この曲もカラオケでも歌ったはずです。悪い思いでなどあまりないので、若い時の良い思い出のはずですが、その楽しかった良い思い出も思い出せなかったです。たぶん、今の方が楽しいので「過去の思い出」にほとんど意味がなくなってしまったのかもしれません。

 ランチから戻り、必死に調べて、その曲が誰の曲かやっと思い出しました。この方の歌でした。


 これから必要とされる人材は「今を楽しみ、前を向いて仕事をする人」のように思います。今が楽しすぎて、過去のことを思い出せないぐらいの方がちょうど良いように思います。

 過去の思い出話をするおじいちゃん、おばあちゃんは退屈です。自分がそのようにならないようにしなければなりませんね。

 ちょっと話は違いますが、日本からアメリカに来る「日本企業の駐在員」の90%の方が、日本の本社を向いて仕事をされます。アメリカの市場を見ながら仕事をされないために、全く成長されません。

 親の顔色を見ながら生きている子供のようで、お気の毒に思えてしまいます。どちらを向いて仕事をするか?人生を生きるかにより、仕事も人生もクオリティが、確実に高くなります。


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