インターン生の議論 | ◯×◯【ふりかけポップコーン】

 みなさんは、ごはん以外に、ふりかけを使ったことがありますか?ここアメリカでは、ポップコーンがどの家庭にもあり、日常的な食べ物としてあります。今日は、アメリカ人のDanさんが作ってくれた「ふりかけポップコーン」について熟考してみたいと思います。

ふりかけポップコーン

 I can't stop eating.
 Yeah, It's addictive!

 日本人には思わぬ組み合わせですが、味はaddictiveで、とまりません。しかし、注目すべき点は、その味だけでなく、工夫点です。


ふりかけポップコーンの失敗例

 この写真のは、ふりかけとポップコーンがあまり絡まっておらず、バター味(元の味)しかしません。それに比べて、最初の写真のポップコーンはしっかりと明太子バター味になっていました。Danさんは、商品化のことも考慮すると、このような工夫が大切であるとおっしゃっていました。

プレーンのポップコーン
ふりかけ

ブルーオーシャンでのふりかけポップコーン
 私は実際に食べてみて、日本人の口に合う組合わせだと感じました。日本のスーパーにあるポップコーンは、塩、バター、キャラメルくらいです。アメリカではそれに加え、シュガーやチリ、サワークリームオニオンなどの味があります。しかし、どちらもふりかけ味のポップコーンは販売していません。ところが、Googleでふりかけポップコーン/furikake popcornを調べてみると、多くのレシピが出てきます。つまり、商品はないけれど、食べたい人はいるということです。ふりかけは様々な和風の魚介系フレーバーなので、ポップコーンにぴったりです。

検索結果数は以下でした。
ふりかけポップコーン→約1,050,000件
furikake popcorn→約295,000件

このように少ない数の理由は、まだまだふりかけポップコーンの認知が低いためです。なぜなら、そのような商品がまだ少ないからです。調べてみると、ハワイには商品として「のりふりかけ」フレーバーのポップコーンがあるみたいです。お土産としての商品なので、1袋約600円位します。

新しいアイデアは組合せで生まれる
 新しいアイデアは、◯×◯で生まれます。0から1を生み出すことは今後ないと言われています。既存の何かと何かを掛け合わせることで、新しいものを生み出していく必要があります。

 今回は、ふりかけとポップコーンを掛け合わせたことで、まだあまり商品として出ていないブルーオーシャンを見つけることができました。

deliveryとして考える
 例えば、ポップコーンは、栄養もなく、ほぼ空気です。そのポップコーンに何百円も払うのは、味や食感を楽しみたいからですよね。つまり、ポップコーンは、味をdeliveryするためにあるのです。そう考えると、塩やチリ、シュガーの味だけではもったいない気がします。ポップコーンの食感とともに、わさびや魚介だし系の和風風味も人々にdeliveryすれば、人気になるのではないでしょうか。

井上芽衣

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