インターン生が調査。CESに参加して感じたこと①


  先日、世界最大の最先端テクノロジーの展示会「CES」に視察させて頂く機会がありました。CESには、モビリティー、ヘルスケア、スマートホームなど、テクノロジーを活用する様々な企業が出展していました。来場者は約18万人で、出展社は4500社を超えていたそうです。丸3日間視察しましたが、それでも周りきれないほどの大きな展示会でした。本日は、私なりに参加して感じたこと、興味を持ったことをご紹介させて頂きます。

 CESに参加して一番驚いたことは、車産業に関連していない企業でも、車の開発を行っていたことです。車メーカー以外の、アマゾン、ソニー、LG ThinQ、半導体商社までも開発していました。電気自動車となり、インバーター、モーター、バッテリーがあれば、誰でも簡単に車を作れるようになったためです。今後の、日本の車メーカーが、どのように生き残るかについて、不安を感じました。 


 ソニーの電気自動車です。センサーが33個もついており、霧や逆光、雨の中でも高精度で周囲や遠隔の画像を認識することができるので、どのような環境下でも走れる車ですが、自動運転となる将来は、ソニーに限らず、全てのメーカーの車も、このレベルとなります。



 アマゾンと、ランボルギーニが共同開発した「ウラカンEvo RWD」の2020年モデルです。4つのモーターで駆動力を高めただけでなく、左右別々にタイヤを回転させることで急ターンも可能にするなど、想像以上のパフォーマンスを発揮するそうです。これからは、ドライブをより快適にするためのアイデアが、車メーカーに求められるのだと感じました。

 車以外に気になったのは、日本企業と日本以外の国の企業のブースの差です。同じ液晶のブースでも、日系企業はがらんとしています。これは、日本企業のブースに行っても、何も目新しい物がなく、日本人以外から見た期待度と相関しているのではないかと思いました。


 次に、私が一番売れるのではないかと思った商品を紹介させて頂きます。韓国のスタートアップ企業「Prinker company」が開発した、10秒でタトゥーを入れられるプリンターです。痛くも痒くもなく、最大3日間残り、水で簡単に落とせます。ゲームセンターや、駅などに置けば、確実に私世代の人には需要があると思いました。好きなデザインを選べるため、ライブ会場の前などに設置すれば、好きなアーティストの名前を入れるファンもいると思いました。







最後に、これから私達の生活がテクノロジーによってどう変わるのか、感じたことを書かせて頂きます。




 これは、NEONが発表したアバターです。彼らは、実際には実在しないArtificial Humanで、多言語を話すことができます。本物の人間のように、顔の表情がとても豊かでした。 このアバターの登場により、俳優、女優、ニュースキャスターなどの職業までも、AIに代わる時代が来るのだろうと思いました。

 今回CESに参加し、日本が世界から遅れを取っている現状や、自分の生活が最新のテクノロジーによって快適になる一方、無くなる職業、働き方、サービスが大きく変化することを目の当たりにしました。まだ未来予測ができるほどの知識はありませんが、今回の貴重な経験を今後に活かしていけるよう、常に最新の情報にアンテナを張って、少しずつでも世界の流れが読めるようになりたいです。



2020/01/14 八巻美穂

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