インターン生が調査。アメリカのスーパーにおける「視覚的、心理的テクニック」


 アメリカのスーパーに並ぶ商品は、カラーコーディネートされています。同系色でまとめる。赤→緑→赤のように差し色を挟むなど、商品の色を利用した、陳列が意識されています。


綺麗に並べるだけが陳列ではありません。オレンジ、バナナ、リンゴなど、目の引く色味の商品が、一箇所にどっさり陳列されています。買い物客は目を引かれ、つい売り場に足を運んでしまうでしょう。購買意欲を高められ、商品を手に取りやすくなり、購入までのハードルが下がると思いました。1つの商品を大量に並べるテクニックは「ボリューム陳列」と呼ばれるそうです。この陳列方法は、ショッピングモールやホームセンターでも見かけました。


アメリカのスーパーは、急いで買い物をする場所ではなく、商品ディスプレイを楽しめるように作られていると感じました。

日本のスーパーのように販促用の音楽がかかっていて、店内放送が響き渡るということがありません。どこも一様に、マイペースでお買い物を楽しむ方がいます。店員が走り回って、陳列やレジ作業で動き回ることも、見たことがありません。その上、広大な店舗の隅から隅まで、どの棚にも大量の商品が並んでいます。これを可能にしている、オペレーションや、マネジメントに興味が湧きました。

アメリカのスーパーは、各店舗によりターゲット層が絞られているようにも感じます。アメリカ滞在中に、色々なスーパーを訪れて、各店舗の視覚的、心理的なマーケティングのテクニックを、検証したいと思います。

2019/12/20 八巻美穂

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