インターン生が思う。セブ島留学の落とし穴


 私は、2カ月間のセブ島での語学留学を、「安い」という理由だけで、選んでしまいました。毎朝8時から17時まで、マンツーマン授業5コマと、グループ授業3コマを受けることができました。しかし、授業内容には満足いくものではありませんでした。生徒の7割は日本人で、授業内容も日本人に合わせた「音楽、映画、旅行」などの簡単なトピックが多かったです。授業レベルを上げたくても、それ以上のレベルの授業はありませんでした。


 この落とし穴に気づくことができたのは、アメリカで語学学校に通っていた友人の話を聞いたからです。彼は、8カ月間、アメリカの語学学校に通い、様々な国の人と出会い、ディスカッション形式の授業を受けたそうです。ディスカッションのテーマは、各国の「政治、経済、法律、裁判、医療」だそうです。海外留学生は、それぞれのテーマについて豊富な知識を持っており、積極的に発言する中、"意見を述べられない日本人"の存在に気づいたと教えてくれました。また、アメリカに留学に来る学生は、お金持ちの家庭の子が多く、遊び方も様々だったそうです。彼は、他国の学生と触れ合い、異なる文化を学び、価値観の違う生活を真のあたりにしたことで、見える景色が広がったとのことです。


 私は、インターンをする中で、自分の知識不足に関して危機感を覚えています。しかし、実際に海外大学生との差を感じた彼は、私よりも遥かに勉強に対する意欲が高まっていると思います。

 私は、お金を払うことで、他にはない付加価値を得ることができるのだと思いました。お金の価値が同じ人が、同じ場所に集まるのは当然です。今までと同じ環境では、自分の成長に繋がらないと感じました。私は残されたアメリカでの生活で多くの人と関わり、新しい知識を吸収していきたいと思います。

2019/12/12 八巻美穂

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