インターン生が思う 私世代

 私世代の人たちは、考えることが苦手です。受け身、受け身で生きて来た結果だと、私は思います。アメリカに来て、他国の学生と交流し、日本の学生との差を実感してから、自分なりに、考えることに意識を向けて来ました。しかし、まだまだ訓練が足りていないことに、気付かされる日々です。



 遺伝子の差は少しあるかもしれませんが、生まれて何も知らない所から、始まった私たちの人生は、同じ条件下にあると思います。しかし、20数年、人生を歩んで見ると、差は歴然と出ます。何が違うのか、頭の良し悪しだと、私は考えていました。確かにそれも、一つの要因です。しかし、大きな差は知識量と考える力であることに行き着きました。知識がなければ考えることはできません。また、知識や情報が少ないと、考える幅も狭くなります。

 TPP条約を例に挙げます。TPP条約、種子法、遺伝子組み換えを知っている人と、全く知らない人がいます。この2人の間で議論は成り立ちません。というのも、知識がないからです。どういうものなのか理解した上で話す、知識がないのに議論はできません。知識があるから、自分の意見が言え、相手の意見について考えることが出来ます。

 知識が土台にある。ここまで、このことに気づけなっかたことに、深く後悔をしています。インターンに来て、たくさん社長とお話しをさせて頂いていますが、わからないことだらけで、どう思う?という投げかけに対して、知識がないので考える所まで、到達することすら出来ないことが多々あります。私世代で留学をしている人は、多くの人がこの問題に、直面するのではないかと思います。

 今気づけてよかったと、心から思います。インターンが終わった後、どれだけこの意識を継続できるかが、今後の私の最大の課題だと思います。

12/15/加藤亜門

 

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