インターン生が考える "無知" は幸せか、不幸せか

 インターンが始まり約10日が過ぎました。アメリカ人スタッフや、お客様、関係者の方々、他社の方やアメリカ人の企業の方、また代表とお話をさせて頂く機会を多く設けてもらい、とても充実した日々となっています。今日のテーマは"無知"についてです。


 
 一日本の大学生として、アメリカ留学をして、他国の人たちと話す中で、日本の学生がどれほど無知なのかということを、ひしひしと感じました。自国の政治について知らない人がどれほどいるでしょうか。語学学校で出会った日本人ほぼ全員が、日本の政治について知りませんでした。考えたこともない、興味がない、そんな所でしょう。私もその中の1人でした。政治家が国を良くしてくれる、国民の代表として政治家がいるのだから、国民にとって悪い政策は行われないだろう。こんな感じで、どこか他人事のように考えていました。

 インターンを通して、代表から指導を受け、日本のこと、世界のことに、目を向ける、考えることをしています。その中でTPP条約が私にとって、特にショックでした。日本固有の種が使えないという、明らかな不平等条約を日本は締結していました。この事実を知っていれば、国民のほとんどが反対したでしょう。しかし、知らないのが現実です。恥ずかしながら、私もつい数日前に知りました。聞いたことがあっても、興味がないから調べない。興味がないから、考えない。知らなくても生きていける。日本にいた時の私の考えです。

 TPP条約によって、これから日本の食材は、遺伝子組み換えされた食材がさらに増えます。これらの食材が原因で、発達障害を持った児童が多くなっています。この事実さえ知りませんでした。また、これらの食材を食べることで、人間の体も徐々に変わっていってしまうようです。

 これらの私の実体験を踏まえて、無知であることは、幸せかもしれないし、不幸せかもしれないと思いました。TPP条約を例に挙げれば、何も知らなければ、今までと同じように、美味しいものを食べて、暮らすことができたでしょう。生まれた子供が発達障害を持っていたとしても、食べていたものが原因だとは、気づきません。しかし、今まで食べていたものが、遺伝子組み換えで作られていたこと、それらが子供に影響を及ぼすという事実を知ってしまったら、もう同じような生活は送れません。わざわざ体に害のあるものは食べませんよね。一つの例ですが、どちらが幸せなのかなと考えました。"考える"ってすごく大事なことです。

 結論、知ることの方が幸せだと私は思いました。知らずに何もできないまま、終わるよりかは、知ることによって、こらからどうすれば良いのか、考えて行動することができるからです。"人間は考える葦である" パスカルの名言です。考えることができるのが人間です。知って、考えて、行動して、未来を変えていけるのが、私たち人間だと私は思います。皆さんはどのように考えますか?

12/12/加藤亜門

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