仕事の現場から学ぶこと

 ミーティングに同席させていただきました。
 日本と海外の間で商品が動く現場、考え続けることが仕事の現場を見たい、と思っていた私にとって、とても貴重な時間であったように思います。


 アメリカに進出した日本企業の商品や飲食店について調査したこれまでの業務から、日本とアメリカの市場の違い、必要とされる微調整について考えてきました。
 今までは、調査して得られる情報と自分の考えだけの世界でしたが、実際に、国を超えたビジネスを展開しようとされている現場をみると、考えていたよりも、もっと奥が深く、一筋縄ではいかない難しさも多くある、ということが感じられます。
 
 プロジェクトには、物理的なゴールがあります。しかし、その背景には、「消費者の健康を支えたい」「日本の歴史ある文化を伝えたい」といったテーマ設定が必要で、今まで私が興味を持ってきた商品にも、真剣にそれらが議論された過去があったのだと分かりました。

 商品を作ることも、良い商品を発掘することも、その良さを伝えることも、全てが、このような考えるミーティング・仕事から始まっている、と改めて実感します。そして、これらを実現するために、正解が分からなくても考えを練り続ける、という仕事が、いかに難しく、一方で楽しいものであるか、ということを考えました。

 まだ、考える力が不十分で、知識も乏しい、発言力もない、というのが今の自分の状態です。リアルなビジネスの現場に身を置かせていただいて、自分の課題の多さと、それを超えた先にある仕事の奥深さについて考えさせて頂いています。
 ぼんやりとしたイメージだった「仕事」ですが、それを通して何をしたいのか、そのためにはどう成長する必要があるのか、ということを考えたいです。今のこの空間に、大学生として存在できることは、今後ないので、色々な瞬間を大切に学ばせていただきたいと思います。

2019/08/16 原唯奈

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