インターン生が分析する、アーモンドミルクの品揃えから見える成城石井のこだわり

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　本日、仕事の関係で日本製のアーモンドミルクを調べ、店舗に購入しに行きました。今や、ヨーロッパやアメリカで、非乳ミルクの重要が高まり、その中でも、売り上げが一番多いのが、アーモンドミルクですが、日本ではまだそれほど注目を集めているとは思えません。その証拠に、アーモンドミルクを多く店頭に並べているお店は少ないです。

　日本製のアーモンドミルクは、意外に豊富にあります。おそらく多くの方が最初に思い浮かべるのは、グリコのアーモンド効果かと思います。CMや電車内の広告などで見かけることが多くなったので、ご存知の方は多いのではないでしょうか。グリコ以外で、代表的なアーモンドミルクは下記です。

メーカー：マルサン
商品名：・毎日おいしい アーモンドミルク
　　　　・タニタカフェ®監修　アーモンドミルク　ナチュラル
　　　　・タニタカフェ®監修　アーモンドミルク　リラックス

メーカー：キッコーマン
商品名：・豆乳飲料　アーモンド

メーカー：カゴメ
商品名：・野菜生活１００ Smoothie アーモンドミルク＆いちごマキベリーMix

メーカー：筑波乳業
商品名：・濃いアーモンドミルク〜砂糖不使用〜
　　　　・濃いアーモンドミルク〜まよやかプレーン〜
　　　　・濃いアーモンドミルク〜ほんのり黒糖入り〜
　　　　・濃いアーモンドミルク〜香ばしロースト〜

　意外に色んな企業がアーモンドミルクを生産していますが、日本のスーパーやコンビニでは、上記の製品をあまり見かけません。例えば、知名度がありそうなアーモンド効果でさえ、大手スーパーやコンビニで置いてある種類は６種類ある内の３種類ほどです。しかし、成城石井はアーモンドミルクの品揃えが圧倒的でした。私が行った日本橋の店舗には、筑波乳業のアーモンドミルクとマルサンの毎日おいしいアーモンドミルク以外は、全て店頭に並べられていました。特に、アーモンド効果が全種類揃っているのには驚きました。

アーモンドミルクの品揃えから見える成城石井のこだわり


他のスーパーやコンビニでは、一品目の商品の品揃えはそれほど多くはありません。前述したように、多くて３商品程ではないでしょうか。しかし、成城石井はアーモンドミルクの品揃えに関して、１０種類以上も置いてありました。海外製のも含めると１５種類はあります。同じ品目でもこれほどの商品数を揃えるのには、成城石井のこだわりがあるのではないかと考えます。

消費者第一の考え方

まず、考えられるのは、消費者第一の考え方です。スーパーやコンビニなどの小売店で大切なことは、売り上げを上げることです。そのため、売れない商品を置いておく必要性はありません。例えば、グリコのアーモンド効果は６種類ありますが、他の大手スーパーやコンビニでは、多くて３商品ほどしか並んでいません。おそらく、よく売れている３種類が置いてあるのではないかと思います。もしくは、メーカーや問屋からこの商品を押し出して欲しいという依頼があり、置いている可能性も考えられます。

　しかし、成城石井の場合はアーモンドミルクだけで１５種類も置いてあります。私が行った店舗は、それほど広くはなく、コンビニくらいのサイズだったので、ドリンク売り場の面積も限られています。それでも、豊富な種類のアーモンドミルク販売しているのは、健康志向の消費者が自分に合った味を探したいと言うニーズに応えているのではないかと考えます。最近になって徐々に健康飲料として知名度が上がってきたアーモンドミルクなので、新しく試してみたいというニーズは多いはずです。そういった時に、１５種類ある内の３種類しかなければ、選択肢が少なすぎます。また、健康のために長期で続けたいと思った時に、自分に合った味を見つけてもらうことができなければ、安心感を与えることができません。

　そのため、売れる種類を限定して置いておくことよりも、豊富な品揃えを提供しておくことが、顧客満足度を高めるためには非常に重要なことだと、成城石井は考えているのではないでしょうか。

自分たちで厳選した商品だからこそ、自信を持って豊富に取り揃えている

成城石井では、店頭に並べる商品を仕入れ担当者が日本国内に限らず、海外にまで足を運んで厳選するとのことです。自分たちが探し出した商品を、どれほど離れていても自分たちで実際に試して、「これならいける」と判断したものだけを扱っているので、商品に対する自信は高いのではないでしょうか。そのため、例えば、アーモンドミルクが今後トレンドとなると考えた時に、確かな品質と味を持っている商品をできるだけ多く店頭に揃えて、消費者に試して欲しいという思いも、そこには隠れているのではないかと思います。

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