コミュニケーションは積極的に

 仕事に限らず、生きていく中でコミュニケーションは非常に大切な要素です。日本人は、世界で最も言葉足らずでも、コミュケーションを取ることができる人種だと言われています。空気を読むことを得意とする日本人は、最小限の言葉でコミュニケーションを取ることを得意とします。専門的な言葉を使うと、high context(ハイコンテクスト)な文化です。
 確かに、私たち日本人は相手も理解できるだろうと思い、最小限の言葉を伝えることでコミュニケーションを取りますが、それには限界が間違いなくあります。特に仕事をする上では、とりわけ親しくもない上司や先輩、部下との間でコミュニケーションを取るのに、言葉少なく伝えていては、伝わらないことは多いです。つまり、共通認識が欠けて、仕事に影響を及ぼすということです。これを避けるためには、積極的にコミュニケーションを取りに行くことが、不可欠です。


コミュニケーションは積極的に

 私は現在、大阪勤務のため、チームメンバーと遠隔で仕事をすることが多いです。他のメンバーは、出張が多かったり、元々東京勤務しているものがいたりと、結構、顔を合わす機会は少ないです。
 私の直属の先輩(プロジェクトの中心メンバー)は、東京勤務なので、コミュニケーションを取る機会が非常に少ないのが現状です。その先輩は、非常に忙しく、今日まで、私はコミュニケーションを取ることを少し遠慮していましたが、本日、その先輩と電話ミーティングを行い、その遠慮は全く必要ないものだと感じました。

 電話でのミーティングではありましたが、やはり、口頭でのコミュニケーションは非常に共通認識を高めることができます。現在、新しくECサイトをオープンさせるために、急ピッチで準備に取り掛かっていますが、いくつか不明点がある中で進めていました。後で聞こう。と後回しにしていた内容が多かったのですが、本日のミーティングでそれらを払拭でき、作業の効率が今後上がることは間違いなしです。

 この経験から、コミュニケーションの大切さを改めて実感しました。不明点や不安な点など、コミュニケーションを通して、早めに払拭することで、業務を効率的に進められるように、たとえ、先輩が忙しくても、こちらからコミュニケーションを積極的に取りに行く必要性があるのではないかと思いました。時には、食事をご一緒して、深く、長く話の時間を取ることも大切かもしれません。

 皆さんは、日頃、上司や部下とどれだけコミュニケーションを取れていますか?見ているだけで、相手の考えていることや、不安に思っていることを理解できているというのは、誤解かもしれません。一度、ゆっくり話せる時間を取ることで、自分が知らなかった相手のことを知ることができると思います。

 皆さんもぜひ、積極的にコミュニケーションを取ってみてください。

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