現場に入って初めて仕事の大変さは実感できる

みなさん、こんにちは。

櫻井夢人です。

人は何かを体験して、本当の意味で初めて物事を理解することができます。

言い換えると、頭で理解しているだけでは、物事を本当に理解することは難しいと言うことです。

例えば、非常にわかりやすい例を挙げるとすれば、日本の便利さです。

海外生活をしたことのある人なら、誰もが口にすることです。

日本には、コンビニやスーパーが点在しており、安価でハイクオリティなものをすぐに買い揃えることができます。

病気にかかれば、近くの病院に行くこともできるし、
公共機関もしっかりしている。

日本に住んでいれば、当たり前のことですが、海外に行くとそうではありません。

コンビニはあっても、クオリティが悪かったり、
病院に行くにしても、医療費が高かったり、
交通機関は時間を守らなかったり、
日本と比べるとレベルが低いことが多々あります。

しかし、これは実際に海外生活をした人にしか、本当の日本の便利さを理解し、感謝することは難しいでしょう。

なぜなら、海外生活を経験したことのない人は、頭で理解しているだけだからです。

やはり、仕事の大変さは、実際に経験しないとわからない


 現在、私はアメリカ進出支援の仕事をしています。これまでの記事でもお伝えしましたが、アシスタントの仕事をしています。現状、資料作りがメインで、大変な仕事も多いですが、今回は直近で大変だと感じた仕事をご紹介します。

 それは、関税を調べる仕事です。アシスタントの業務の中に、アメリカ向けECサイトに載せる商品の商品管理があります。ライフスタイルに関する商品をメインに、商品を載せる予定で、それら全ての商品をリストで管理しなければなりません。様々な商品の情報をリストにまとめて行くのですが、その中に関税があります。これまで、貿易に関する仕事はしたことがなかったので、関税というものが必要ということは知っておりましたが、その中身に関してはさっぱりです。
 しかし、関税と言っても、ある程度商品のカテゴリをわかっていれば、簡単に調べられるだろうと高を括っていました。実際に調べ始めると、非常に細かく分類分けされており、調べるのに一苦労。

 例えば、この商品。
 アルミニウム合金でできた、スチームグリルです。関税の分類分けは、その商品がどういった構成物でできているかでわかれることが多々あります。商品自体のカテゴリは正直、それほど重要ではありません。上記の商品だと、URL先の情報を見て頂ければおわかりいただけると思いますが、アルミニウム合金と樹脂、鋼板でできています。
 しかし、分類は一つの構成物で分けられるので、どの構成物を取り上げれば良いか、判断に苦しみます。調べたところ、メインの構成物を取る場合とより特殊な構成物をとる場合があるみたいです。まだ、完全に理解しているわけではないので、参考にはしないでください。
 
 上記のことを考慮すると、扱う商品の構成物をしっかり把握していないと、その商品にかかる関税を見分けることができないと言うことです。仮に、把握していたとしても、どの構成物を取り上げたら良いのかの判断も必要になります。まだ、始めたばかりで、理解していないところもありますが、貿易関連の仕事の大変さを身にしみて感じている、今日この頃です。おそらく、仕事で関税に触れる機会がある人は、それほど多くはないと同時に、実際に扱うとなるとこれほどややこしい決まりがあると知っている人も少ないかと思います。

大変さを知っているからこそ、相手の立場になって考えられる

 仕事の大変さを知っていることは、組織に属する中で非常に重要なことかと思います。 なぜなら、相手の立場になって考えることができるようになるからです。

 例えば、よくあることかと思いますが、営業と事務や、エンジニア、支援担当との間で、お互いの仕事の大変さを理解しておらず、揉めることがあります。営業マンは、売上を上げることが仕事です。そのため、少し強引でも、契約を取ります。

 一方で、例えば、支援担当の仕事は、クライアント企業の満足度を獲得して、契約延長をすることが求められます。もし、営業マンが「支援側もこれくらいはできるだろう」強引に契約を結んだ場合どうなるでしょう。支援担当は、クライアントの満足度を上げることが困難になります。

 しかし、営業マンが支援側の仕事も経験しており、その大変さを理解していれば、
「こういった内容で契約を取ると、支援側が対応できなくなる。」
 と考えを持つことができます。

 逆に、会社の業績が振るわず、新規開拓の営業マンのせいにすることも減るかもしれません。支援側の人間が、新規開拓の大変さを理解していれば、業績が振るわないのは、営業マンだけのせいではなく、更新をもらえていない自分たちにも問題があるのではないか。現状の成績を出せているだけでも、奮闘しているかもしれない。など、営業マン側の立場になって、考えることができます。

 私は前職で新規開拓の営業をしておりました。同時に、契約をいただいたクライアントの支援も担当しておりましたので、両者の大変さは、身を以て経験しました。
 そのため、今後、私がどちらかの職種に就いた場合でも、相手側の立場に立って、仕事をすることができるでしょう。

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