こんにちは、Seishiroです。今回は現地化についてお話したいと思います。
最近こんなニュースをWeb上で読みました。日本で有名なステーキチェーン、「いきなり!ステーキ」がニューヨークにある11店舗のうち7店舗を閉店するというニュースです。半分以上閉店してしまうということで、上手くいかなかったのかなというところが率直な意見です。実際アメリカではステーキやハンバーガーなどの肉料理はメジャーかと思いますが、ステーキに関してはそう頻繁に食べるものではないようです。対して、「いきなり!ステーキ」は、ファストフードのように気軽にステーキが食べられることをセールスポイントにしています。記事によるとこのレストランを運営しているペッパーフードは、2017年2月に「いきなり!ステーキ」をニューヨークで初出店し、2年で急拡大させたとあります。しかし今回このような経営判断になりました。
記事の続きですが、閉店しない4店舗のうち、2店舗は業態転換するとあります。私はこの部分に特に興味を持ちました。そしてこれが、今回お話したい現地化です。
7店舗を閉店するに至った理由は、手軽にステーキを楽しむという「いきなり!ステーキ」のコンセプトが浸透しなかったためです。このコンセプトは、日本の「いきなり!ステーキ」のコンセプトそのものです。ある国の物が別の国に出て人気を博するのは中々難しいことであると思います。そこで、製品やサービスを現地の人に受け入れてもらいやすくするのが現地化です。みなさんも、海外でSUSHIを目にしたことがあるかと思います。お米が外側になっているのり巻き(裏巻き)は特によく見ますよね。こちらの方が日本の典型的なのり巻きよりも親しまれやすいのでしょう。これが現地化です。本来の姿から現地の人の好みや慣習に合わせることはとても良い戦略だと思います。
現地化は平たく言うと「相手に合わせる」ということだと思います。この考え方は普段の生活面でも応用できそうで、とても面白いと感じました。ニューヨークに残る「いきなり!ステーキ」の今後も興味深いです。
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