※このブログはインターン生のNATSUMIが作成しています。
8月3日の「研修日記」、今日は「情報発信」についてです。
先日のブログで「日本酒を世界に広めたい」と言いましたが、広めるために必要となるのが、十分な情報発信力です。NICKIさんとお話をさせていただいて、日本とほかの国のウェブサイトの違いについて、いくつか発見することがありました。今日は、そのことについて書きたいと思います。さらに、私が、日本の中で特に情報発信を上手く利用していると思う、和歌山県のPRについて述べていきたいと思います。
それぞれの国によってよい印象を受けるデザインが異なります。例えば、同じ類の製品でも、日本と海外でパッケージデザインがこのように違います。
”かわいい”パッケージデザインを使用する日本製品に対して、アメリカ製品は”クールでシンプル”なデザインです。
同じことがウェブサイトでも言えます。読みやすいと思うレイアウトや、字体が使用言語や国によって異なります。
日本語サイトを翻訳 |
日本語サイトを翻訳 |
英語サイト |
英語サイト |
日本語で書かれている日本人向けのページを英語に訳したものと、英語で書かれた外国人向けに作られたページでは、どちらが外国人にとって見やすいでしょうか?
トップページには日本の象徴である富士山の写真を使用し、シンプルなレイアウトとなっていますが、記事を開くと多くの写真が使われていて、内容もしっかりとした記事になっています。写真もCNNの編集者が現地で直接撮ったものを使用してします。
CNNを見ると、このようなサイトが海外では受け入れられ、日本人デザインでは、だめなんだと気づきました。
最後に、和歌山県では毎年、観光客数が伸び続けています。日本国内の旅行者はもちろんですが、注目すべきは欧米豪からの観光客数が格段に伸びていることです。増加要因として和歌山県は世界的メディアを使ったプロモーションを挙げています。同県が主に利用した海外メディアはCNNや、EUROSROPTです。
CNNでは、高野山や湯浅などについて紹介記事を投稿しています。さらに県内に、サイクリングロードを整備することに合わせ、有名バイクメーカーとのタイアップ企画を実施したり、サイクリング愛好家からの多くの視聴が見込めることから、ツール・ド・フランスの開催時期に合わせて、EUROSPORTで動画バナー広告を掲載しました。そしてターゲットを欧米豪の富裕層に強化することで、今では中国人観光客と同じ割合ほどの観光客が欧米豪から訪れるようになりました。
和歌山県は、海外メディアを十分に活用し、さらに観光客が求めるような”Wakayama's Culture”をとても上手に発信できていると思います。
このブログを書くにあたって初めて、このような内容に注目したのですが、いつもとても新鮮で示唆に富む話題を提供してくださるNICKIさんにはとても感謝しています。
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