オーガニックの普及率の日米の差

 毎週土曜日に、弊社の近所で「ファーマーズマーケット」という朝市が開催されています。地元の農家の方が、オーガニックの野菜、果物、卵、はちみつ、チーズ、ミルクなどを販売されています。


 日本からお客様が来られるたびに、絶対に、訪問していただく朝市です。学ぶところは、色々あります。

朝市と言えども、カラーコーディネーションを考えて陳列されているところ。
不揃いな形でも、土がついていようと、全く関係なく購入するアメリカの消費者。
普通の値段より高い野菜と果物を、価値を認めて購入する消費者。
自分で作ったオーガニックの野菜、果物を誇りを持って販売している生産者の姿勢。
何でも、自由に、陳列しているものを試食できる自由さ。
朝市での人との交流。
買い物に来ている人の車より判断できる中流以上の方々のライフスタイル。
地元を大切にするアメリカ人の消費者の姿勢。などなど、学ぶところはもっとあります。


 カリフォルニアで作られているアプリコット。収穫されるものが販売されているので、今の時期は、アプリコット、ピーチ、チェリーなどが主となっています。



 地元で栽培されているお花も売られています。

 

 市場では、チキンもポークも、その場で、このようにBBQされています。とってもおいしいです。


 このチェリーは、今朝、買ったチェリーです。この光沢と艶を見て、隣のおばさんは「艶があり過ぎる。これは、ワックス塗ってあるのじゃないの?本当に、オーガニックなの?」と店の人に聞いていました。形が揃っているもの、きれいすぎるものは、何か農薬が使われているのではないかと疑うアメリカの消費者。一方で、日本のお客様は、「日本では、こんな形の野菜や果物、絶対に絶対に売れない」とおっしゃっておられました。

 今朝の、この二人のコメントより、日米のオーガニック市場の差を、ひしひしと感じました。

 アメリカにおいては、今や、低所得者が行くと言われている「WALMART」でも、オーガニック食品が販売されています。先日、SMART & FINALというこれも、低所得者が行くようなスーパーで、皮むき機のデモ用のフルーツと買っていたら、レジの方に「これ、オーガニックじゃないけどいいの?怖くない?少し高くても、オーガニック買った方がいいですよ」と言われてしまいました。これは、高いものを売ろうとする営業トークでなく、本当に、心から心配してくれた言葉に聞こえました。




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