アメリカの小売店舗視察 その1(GM)


ふるさとグローバルプロデューサー研修生の石山です。ロサンゼルスでの6日間の研修を終えて、霧がかかるロンドンに戻りました。

ロサンゼルスでは、Torrance周辺で20店舗ほど小売店巡りをしましたので、分野ごとに少しずつ情報をまとめたいと思います。


今回は、GMです。


GMとは、ジェネラル・マーチャンダイザーと呼ばれ、特定の商品を売るのではなく、様々な商品を売る小売店です。日本ではイオンなどがあります。食品や日用品に加えて、家電、家具、工具、洋服、靴などが売られています。


今回は、ウォールマート(Walmart)とターゲット(Target)に行きました。


ウォールマートは、アメリカに4,575店舗あります。






オンライン商品数は、店舗の商品数よりも多いです。つまり、オンラインだけで売られているものもあるということです。この店舗では、食品・日用品売り場以外のスペースが広いのが印象的でした。

一方、ターゲットは、アメリカに1792店舗あり、ウォールマートよりはかなり規模は小さいです。こちらもオンラインでも購入が可能です。



ターゲットでは、ウォールマートよりも食品や日用品のスペースが広めでした。これは、同社のカテゴリー別売り上げが、食品と日用品で全体の47%を占めていることにも表れています。


客層を比較すると、ウォールマートよりもターゲットの方が、所得が上のようでした。ターゲットには日本人のお客さんも多いようです。


これは、ターゲットの方が商品価格が高いからでしょう。ウォールマートではバナナ1房15セント、ターゲットでは1.69ドルでした。これは業績にも表れていて、粗利率はウォールマート24.6%、ターゲット29.5%です。


売上高は、ウォールマートが全世界で4,821億ドル、ターゲットが738億ドルとなっていて、GMでは、それぞれ全米No1とNo2の地位にあります。


次回は、アメリカのオフィス用品店舗情報をお伝えします。


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