先日、ホストマザーの付き添いでカリフォルニア州のマリブにコンポスト(堆肥)作りに行きました。月に2、3回、休日を活用してお互いの庭のコンポストを作り合っているそうです。マリブは富裕層が多いエリアで、山と海に挟まれた非常に美しい自然豊かな場所でした。このグループには20代~70代の老若男女問わず様々な人がおり、自然や先祖に感謝をする歌を皆で歌った後コンポスト作りを始めました。
力仕事をする上で欠かせないのが美味しい食事ですが、アメリカでは「Potluck」というパーティーなどの集まりにおいて参加者それぞれが料理を持ち寄せる文化があります。今回はピラフ、ナチョス、スイカのサラダ、ミートローフなど様々な料理が机上に並びました。アメリカではグルテンフリーやベジタリアンなど食にこだわりのある人が多いため、多くの料理に材料が書かれた紙が貼られてあったことが印象に残りました。
(下の写真)手作りの焼きたて炭パン
今回は参加者のうち3人の誕生日が近かったため、誕生日パーティーも兼ねた会でした。アメリカでは主にホールケーキを食べますが、日本では下の写真のようなバースデープレートが流行しており、Instagramで#バースデープレートと検索するだけで32万件近くの写真がヒットします。
グループの方々がぜひそれをやってみたいということで、日本のバースデープレート文化とアメリカのPotluck文化を融合させ、下の写真のバースデープレートが出来上がりました。それぞれがデザートを持ち寄り、当日プレートの上に乗せた後にろうそくやお花を並べ、お祝いをしました。現地の人にとってバースデープレートは新鮮であり、種類が多いため飽きずに食べられるうえに、食のこだわりがあっても何かしらは食べられる可能性が高いため大変好評でした。以前述べたようにカリフォルニアでは健康志向の高い人が多いため、グルテンフリー専用のプレートもありました。また、日本の料理は見た目に気を遣っていて美しいという話になり、プレートの見栄えが華やかで盛り上がりました。
日本とアメリカの食の趣向はかなり異なりますが、このように食文化を融合させることが出来たことに対し面白いと感じると共に今後日本食そのものだけでなく、形式自体を海外へ広めることが出来るのではないかと思いました。
横森英奈
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