ロサンゼルスを車で走っていると、多くのペット用品店を目にします。これだけでもペット先進国と言われることが実感できます。その中でも2大大手と言われるPETSMARTとPETCOはそれぞれ1600、1500ほどの店舗を有しています。今回はその一つであるPETSMARTの店舗について、実際の写真を交えながらご紹介します。アメリカのペット市場を牽引している企業を知っていただければ幸いです。
店内は広く、犬や猫の他に鳥類、爬虫類、熱帯魚など様々な動物のフードやサプリメント、おもちゃなどが販売されています。種類も豊富で見ているだけでも楽しくなる空間です。
PETSMARTでは商品販売に加えて、店舗内で利用できるサービスが複数用意されています。病院やホテル、グルーミングサロンがあり、PETSMARTに来れば犬や猫のペットに関する用事を一通り済ませることができます。
Pet Hospital
Pet Hotel
Grooming
“Doggie Day Camp”という犬を対象とした、1日預けて他の犬たちと遊べるサービスもあります。犬たちがただ集まって過ごすだけでなく、専属スタッフが一緒に遊びながら、簡単なトレーニング等も行われます。また、スタッフが犬に読み聞かせを行ったり、クラシック音楽を流して、犬たちをリラックスさせてあげる時間もあります。飼い主が忙しい時に愛犬を寂しくさせない方法として預けることができ、飼い主と犬の双方にメリットのあるサービスです。訪れた際も10匹程の犬が仲良く遊んでおり、見ているだけで癒される光景でした。
店内でドッグトレーニングの受講も可能です。PETSMARTの認定インストラクターによるレッスンを愛犬とともに受け、飼い主自らその場でトレーニングを実践します。クラスも子犬用、初級、中級、上級、プライベートレッスンなど複数設けられており、現状のレベルや悩みに合わせて利用できます。
ドッグトレーニングの様子
また、店内には飼い主と一緒に来ている犬もいて、ドッグフードなどに囲まれる空間で吠えることもなく大人しくしています。これらのことからも、アメリカではプロによるトレーニング(しつけ)の利用が浸透していることがわかります。アメリカの方々にとっては、子供が幼稚園で教育を受けることと同様に、ペットが社会で生活する上で必要な教育を受けさせているという感覚のようです。
日本では、十分なトレーニングを受けさせている飼い主はまだ少ないかと思います。しつけで厳しくすることを可哀想と感じる方もいますが、人間の社会で生きているペット自身を守ってあげるためにも適切なトレーニングは必要だと感じます。(トレーニングに関しては、改めて別の記事でも掘り下げて書いてみたいと思います)
以上、現地レポート①でしたが、いかがでしたでしょうか?このブログを通じて、アメリカのペット用品店の雰囲気やサービスが伝わっていましたら幸いです。
多岐にわたるサービスが店舗内で提供されており、そういった店舗が街中にある環境は動物と飼い主にとって安心して暮らせる場所になっていると思いました。次回のブログでは、第2弾として店内で行われている保護犬猫の養子縁組(Adoption Center)をご紹介します。
青柳 拓 / Taku Aoyagi
コメント
コメントを投稿