アフターコロナの交通渋滞時間の変化

 アメリカは、既にアフターコロナの時代に突入しています。ロスには、アメリカで一番渋滞するフリーウエイがあります。ロスの南北を走る405号線です。コロナ発生前までは、朝の5時から夜の9時まで常に渋滞があるようなフリーウエーでした。コロナの真っ最中は、ロスがロックダウンされていたこともあり、かつて経験したことがないぐらい、車の数が減りました。1年近く、渋滞がほぼありませんでした。  そして、今の状況はと言うと・・・  コロナ前だと、朝の渋滞のピークは7時~9時、夕方んの渋滞のピークは、17時~19時でした。現在では、以前の朝のピーク時であった7時~9時は、ほとんど渋滞がありません。このような感じです。
 逆に6時~7時の方が渋滞しています。夕方も同様です。15時~17時に渋滞して、17時以降は渋滞が和らぎます。この新しい渋滞の時間は、特別でなく定着したように思います。  要するに、工場や建築関連に人の出勤時間に混み、オフィスワーカーが出勤していないので、今まで9時~17時で働いた人の通勤時間の渋滞がなくなったということだと思います。リモートワークも定着し、元に戻す企業の方が珍しいです。ある日系企業の経営者の方から聞いた話しですが「コロナが落ち着いてきたので、以前のように出勤してもらうようにする」と発表した途端に、一番優秀な二人がすぐに辞めてしまった。そして、優秀でない人だけが残ったと。  できる社員は、リモート及び、フレックスタイムを好みます。効率よく仕事ができるし成果も出せるからです。できない社員は、出社しないと仕事をしているということを証明できないので、出社することを好むようです。その場にいるだけで、仕事をしていると思う傾向があるスタッフは、今後、企業に求められなくなることでしょう。  一年で大きく変化したアメリカです。

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