ビンテージ・ステーキハウス in Las Vegas

 久しぶりのレストラン紹介です。ラスベガスのダウンタウンに、1月にオープンした、アダルトオンリー(18歳以上)のホテル「CIRCA」内にある「Barry's Down Town Prime」のご紹介です。通常は、ロスとニューヨークでレストラン視察をしているのですが、去年の3月以来、ほぼ1年間、両地域とも屋内での飲食が禁止されているために、レストラン視察を休憩しておりました。  Barry Dakato氏が、シェフオーナーのステーキハウスです。普通のミートと、40日熟成のドライミート(と言ってもジューシーですが)の2種類、合計6つの種類の部位のステーキがサーブされています。今回は、ウエットのDry Cappと、40日熟成のNew York Stripを試食しました。
 見た目はほぼいっしょです。特徴は、炭火焼きですので、炭の香りが良く、非常に良いお肉を使用されているので、肉本来の美味しさを楽しめます。ステーキの上には、日本の「ししとう」が乗っています。ウエイターも、Japanese Shishito Pepperですと紹介していました。ししとうの香りがきついので、私には邪魔でしたが、アメリカ人に取っては新しく感じると思います。  メインのサイドに、ロブスター・マカロニ&チーズを注文しましたが、ロブスター1匹が使用されているとは思いませんでした。ロブスターは、まあまあでしたが、マカロニはもう少し固めの方がおいしいように思います。
 アプタイザーは、ビーフタルタルです。生肉に、ウズラの卵がを乗せられていました。ユッケのアメリカ版のようですが、味はかなり薄味です。これも、今までにないメニューです。ビンテージ、トラディショナルと言われていますが、新しいタッチが取り入れられています。トーストに乗せて食べます。トーストは、アメリカでは珍しい甘めのふわふわの日本のパンでした。べとつかないように、このような形でサーブされていました。
 パン用のバターに、小さい粒上のナチュラルソルトが添えられており、ソルトバターでパンをいただきますが、このソルトバターが美味でした。もう一つの、プレッツエルブレッドに添えらていたマスタードもかなり美味しかったです。
 ステーキは、本格的で美味しかったです。インテリアの写真を撮影できなかったですが、セクションごとに色を変えているようで、ブラウンのセクション、グリーンのセクション、パープルのセクションとあるようです。その時の雰囲気で楽しんでいただきたいということのようです。
ウエイターもソムリエも若くて、笑顔でサービスが良いですが、経験不足のような気がします。若干若い人を対象としているように見えますので、経験豊かなウエイターだと、少し堅苦しくなるのかもしれません。雰囲気がトラディショナルなので、どうしても、経験豊かなプロのウエイターを想像してしまいました。しかしながら、充分楽しませてくれるスタッフでした。
 業界関係者の方からすれば、何かちょっと足りないと思われるか、本当に少しだけですが、がんばっているが、何となくミスマッチしているところがあると感じられるかもしれないレストランです。小さいヒントはいっぱいありますし、ステーキの選び方、焼き方は最高です。 Barry's Down Town Prime Circa Hotel内 8 Femont, Las Vegas 89101 https://www.barrysdowntownprime.com/

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