アメリカ人CAのユーモア

 現在、ロサンゼルス空港では、大規模な工事が行われています。通常、デルタ航空は、ターミナル2とターミナル3の両方を使用していますが、現在、ターミナル3が工事中のために、ターミナルを閉鎖して、ターミナル2のみを使用して運航しています。コロナの影響で、フライト数が減少しているとは言え、1つのターミナルだけでは、さばききれないために、空港の空いた場所に飛行機をパークして、トラップを降りて、そしてそこから、シャトルバスでターミナルに移動を余儀なくされるフライトもあります。
 CAが、日本同様「工事中のために、ターミナルを使用できないために、トラップを降りていただきシャトルでのご移動となります。ご迷惑をおかけして大変申し訳ございません。」とアナウンス致しました。そしてその後「ビートルズが最初にアメリカに来た時のように、トラップをお降りください!」と言うおまけがありました。日本は、全てがマニュアル通りにしなければならないので、このようなアドリブは許されませんが、少しは、このような遊び心があっても良いように思います。みなさんも、ついつい笑顔になっていました。トラップを降りるのも楽しくなりました。  さて、このターミナルと空港周辺の工事ですが、コロナの影響で、工期が14カ月も前倒しできたようです。新ターミナルが1つ、ターミナルをつなぐトラム、空港と周辺をつなぐ列車の工事がいっきに進んだそうです。
 アメリカでは、工期が遅れるのは当たり前のようになっています。ロスの新高速の工事がされた時は、永遠にできないのではないかと思ったぐらいです。工期が短縮されるようなことは、前代未聞です。コロナの良い影響を聞いたのは、これが初めてかもしれません。

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