現在、ラスベガスで建築費が最大($43億ドル)のホテル、WORLD RESORT HOTEL(ワールド・リゾート・ホテル)が、2021年7月のオープンを目指して建築中です。ラスベガスのストリップでは、2010年に総建築費$40億ドルをかけて建設された「COSMOPOLITAN HOTEL」がオープンして以来、新規のホテルは10年間も建設されませでした。
このWORLD RESORT HOTEL(ワールド・リゾート・ホテル)のオープンにより、ストップの北型の開発が進むと言われています。さて、このWORLD RESORT HOTEL(ワールド・リゾート・ホテル)には、3つのホテルブランドのオペレーター、全てHILTON系ですが、HILTON、CONRAD、LXR (Crockfords)が運営すると発表されました。
3500室のうち、CONRADが1500室を管理、LRXが230室を管理するとのこと。尚、LXRは、ロンドンのCROCKFORDSカジノクラブとも組み、CROCKFORDS LAX HOTELとして運営されるとのこと。
ラスベガス空港の手荷物受け取りエリアには、来年のオープンを控え、模型が設置されています。イーロン・マスクのボーディングカンパニーにより作られたトンネル内をテスラー社の自動運転車が走り、ホテル、空港、将来的にはロサンゼルスまで自動運転車を走らせるというようなプロジェクトもあり、話題が多いホテルです。
その他、5000人が収容できるシアター、9つのプールも建築されます。コロナ以降、人が集まることを避け、ソーシャルディスタンスが重視されている今、これからの施設がこのまま運営できるか否かも微妙です。
COVIT19の影響により、今年になってからラスベガスの観光業は、非常に厳しい状況となっており、パンデミックが、2021年に夏のオープンまでに終息しなければ、損失を生み出す可能性があるとも言われています。
計画時から、環境が大きく変化しています。これから先も、予測が難しい状況となっています。多くの業界で、大量生産大量消費から、少量多品種生産となり、大型から小型に向っているように思います。その中で、大型ホテルはどのような位置付けとなるのでしょうか?
現在の建築現場の様子です。
2007年に計画されたのち、景気後退や、訴訟、その他の問題で何度も工事がストップされた物件です。2016年に最終の許認可が取得して工事が再会しました。ラスベガスは、ギャンブルの街でもありますが、展示会の街でもあります。その展示会が、ほぼ全てキャンセルとなっており、2021年の見込みも立っていません。COVIT19により、海外からの旅行者は現時点では皆無に近い状況です。
今後の動きにも注目していきたいと思います。
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