追求できる人 (これからの人材 その4)

   弊社の仲間と「何事もプロにならないとおもしろくないよね」と言う会話をしたことがあります。その時に「確かに・・・」と思いました。これも、以前に書いたように、欲望があるからこそ、もっともっととなるはずです。そして、欲望のままに動いていたら、いつの間にかプロの域まで達していたという結果となります。

 今まで多くのインターン生を受け付けて来ましたが、突き詰めているものを持っていた学生は、たったの二人でした。その二人のうち、一人の彼が追求していたのは版画でした、彼の作品です。

 彼の場合は、追求してある域まで達した時に更なる面白さを感じたと思います。なので、今後、何か興味のあるものを見つけたら、追求して面白くなる域まで到達することができると思います。一度、追求しきったおもしろさを体験しているので問題ないと思います。

 他の学生は面白さを知りません。スポーツをやっている人も多くいましたが、プロになる域まで追求していた人はいませんでした。もう少し、という人はいましたが、何故かそこで諦めてしまっていました。後一歩でもっとおもしろくなったのに・・・

 「どうして追求しなかったの?」と質問すると、「もうこれでいいかと思った」と答えた学生や「自分の限界はここまで」と言った学生もいました。学生の年代で、限界を感じるのは早すぎるように思いますが、たぶん、そのように思う人にアドバイスしたところで、心が変わるように思いません。

 プロになる、追求すると物事がもっと楽しくなることを教えてあげたいです。今後の人材は、それを知っている人だと思います。

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