コロナ問題以降、アメリカではホームレスになるなんて考えもしなかった真面目に働いていた方々までホームレスになってしまっているという現状があります。ホームレスにならなくても、食べ物が買えないという状況に陥っている人も多いようです。
アメリカは、基本的にはキリスト教が強い国です。各地域では、教会が地元支援を積極的にしています。今までなら、教会のリタイヤをしたシニアの方々が中心に、地域の困っている人を助けるボランティア活動をしていましたが、コロナ予防のために、そのシニアの方々が外に出れなくなりました。なので、教会メンバーの30代、40代と子供たちがボランティア活動をしているそうです。
上記の写真は、ロサンゼルスのベニスビーチにて、教会メンバーが、ホームレスの方々に無料で食べ物を配給する準備をしている様子です。今までなら、教会のキッチンで、サンドイッチなどの料理を作り配給していたのですが、コロナ問題下、料理をするということができなくなったために、箱にスナックなどを詰めて供給することぐらいしかできないとのこと。
教会の牧師先生が、スナックでは温かみを感じられないし、食事の満足感を得られない。大きな問題だと思うと悩んでおられました。
10月末で、PPPと言う給与補助金制度が終了します。ロサンゼルスの観光業、飲食業、サービス業に携わっている方々の多くが職を無くすと思われます。先日も、ディズニーランドが、28000人ものリストラをしたところです。今まで観光客で賑わっていたサンタモニカやベニスビーチにも観光客がいません。コロナが収まったとしても、観光地が危険でホームレスが増えると、集客が難しくなります。アメリカでは、負の連鎖が始まっています。
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