メイン州には、多くの小島が存在し、365ぐらいあるであろうと推測され、それらの小島をまとめて「カレンダーアイランド」と呼ばれるようになったそうです。実際には、400以上の小島があるそうです。全ての島は個人の所有です。
今回は、PEAKS ISLANDを視察検証致しました。この島には、多くの家がありそうですが、しかしながら住民は100名ほどだそうです。1周8キロほどの小さな島です。全速力で自転車で回ると15分ほどで一周できるような島です。イーストコーストの方が、バケーションホームとして家を所有し、1年のうち、1か月ほどをこちらの島で過ごされるとのこと。
この景色を見ていて、瀬戸内海の島々を思い出しました。過疎で苦しんでいる島がほとんどです。観光を誘致するにも、宿泊施設もなく、アトラクションもないという相談を、広島県から受けたことがあります。今回、この島を検証し、今後は、瀬戸内海の小島に大きなチャンスがあるのではないかと思いました。何の産業もなく、農業すらありません。そして、全ては、本土からフェリーで運ばれて来ます。私たちが滞在中、救急車もフェリーでやってきました。(フェリーで15分ほどです)
産業は、観光と不動産なのだと思います。自転車レンタルと、ゴルフカートレンタルのお店がありますが、レンタカーのお店はありません。車が必要ないぐらい小さな島なのです。小さなレストランとスーパーが港の周りにありますが、それだけです。買い出しは、フェリーに乗って本土に行くようです。
多くの人が、サイクリングを楽しんでいます。広島の尾道の「しまなみ海道」のようです。
日本人は「いたれりつくせり」が好きですが、アメリカ人は、全てが揃っていない方が楽しいようです。サイクリングをしましたが、トイレは港でしか見ませんでした。もちろん、街には自動販売機もないし、コンビニもありません。自然の中で、楽しむのが楽しいようです。そして、楽しく、素晴らしい土地だと思ったら、バケーションホームを持ちたくなるのでしょう。
今後、テーマパークなどの作られた観光や、都会での観光が難しくなると思います。今回のコロナ問題で、人々の価値観からライフスタイルも変わろうとしています。このような自然の中で、ゆったりと過ごす時間を好む人も増加すると思います。
瀬戸内海の島々ですが、何もなくても良いのではないでしょうか?古民家を少し手直しして、住みやすくして、それこそ、AIRB&Bができれば、コロナ鎖国が終われば、英語でオンラインで宣伝すれば、欧米からのハイエンドの観光客は集客できるなとこの島を視察して思いました。
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