アメリカの地方空港内の小売業と飲食業の現状

 コロナ以降、アメリカのロサンゼルス、ラスベガス、デトロイトそして、メイン州のポートランド空港を視察しました。都市部の大きな空港の打撃もかなりのものですが、地方空港の打撃も相当のものです。

 レストランにおいては、6店舗ありましたが、2店舗しかオープンされていませんでした。そのレストランも18時閉店となっております。全国展開のスタバや、バーガーキングは採算があわないということで、オープンの目途もないようです。店舗は完全に閉鎖され、タッチパネル式のオーダーマシンもこのような状況です。




 メイン州は、観光地にもなっていますので、若干の観光客がおり、お土産屋さんもありますが、そこも閉鎖されています。空港内の人数を見ていただければ、閉鎖せざるを得ない状況をご理解いただけると思います。本来ならラッシュ時の15時のチェックインカウンターです。


 営業しているレストランの1店舗を視察しました。ニューノーマルでは、バーカウンターでは飲めないもしくは、ソーシャルディスタンスを取る必要があります。テーブルもソーシャルディスタンスを取る必要があります。このレストランでは、ニューノーマルに従おうとしている様子は見られます。床のマーク、テーブルのメニュー版の排除など。しかしながら、実際は、実施されていないのが現状です。




 アメリカの空港の待ち時間には、ビールとナチョスというコンビネーションがつきものです。今回、メニューもかなり減らされているようでしたが、ナチョスは健在でした。



 他の空港で気づかなかったのですが、自動販売機も使用停止されています。もしかすると、ニューノーマルでは、自動販売機も問題があるのかもしれません。いずれ、モバイルで購入して、タッチフリーで購入できるようになるものと思います。


 この状況が長引くと、地方空港のレストランと小売店は全滅するのではないかと思われます。日本の地方空港も同じような状況だと思います。都心部では、WITHコロナに向けての新しい動きが見えますが、地方空港は、まだ思考停止状況のように思います。

コメント