米国マクドナルドの現状

 今回のコロナで、飲食業も多大な打撃を受けています。テイクアウトができるファーストフード店は、イートインより打撃が受けていないと言われていますが、実際には、かなりの打撃を受けていると思います。

 これは、昨日の正午のマクドナルド店内です。オーダーしている人は誰もおらず、待っているのは私を含めて二人です。



 オーダーのカウンターは、全てアクリル板で覆われています。キオスクのセルフオーダーのマシンも使用できなくなっております。人がボードに触れるので、ニューノーマル下では使用ができません。

 オーダーは、モバイルオーダーが、主流になっており、私も、車の中からモバイルオーダーをして、店内でピックアップという形を取りました。もちろん、ドライブスルーもありますが、時間がかなりかかってしまいます。


 ドライブスルーを嫌がり、モバイルオーダーをして、車で待機している人も多いようです。オーダーが仕上がれば、携帯に通知が来るシステムとなっています。

 今後、イートインが許可されない可能性も高いです。このマクドナルドで、イートインの客席が、150席ほどあります。その客席にあわせてパーキングもあります。今後、ピックアップとデリバリーのみなら、イートインのスペースとパーキングも必要なくなります。ファーストフードの店舗設計も大きく変わるように思います。

 最低賃金があがったこと、コロナの影響で清掃消毒に経費がかかること、保険があがったことなどで、アメリカでは、特に飲食市場でインフレ傾向になっています。マックのバリューパックも、$9.99です。消費税を入れると10ドル以上になります。マックのバリューパックが、10ドル以上するとなると、次からはマックには行かなくなる人も多いのではないでしょうか?

 半年もすると、このマクドナルドですが、マックだけではやっていけず、マック以外のファーストフードが入り、フードコートみだいだけど、テイクアウトのみ!になっているか、潰れているかだと思います。

 飲食業には試練の日々です。


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