アメリカの大学の卒業スピーチ「ELON MUSK氏」

 弊社の大学生インターン教育で取り入れている「アメリカの大学の卒業スピーチ検証プログラム」ですが、改めて「時代を変える人」のスピーチを聞いてみると、社会人も色々と再認識ができます。

 本日は、テスラー、スペースX、ソーラーシティ、PAYPALなどの創業者「ELON MUSK氏」を検証させました。インターン生には、ELON氏の描いている「絵」が、まだ夢の世界のように映ったように思います。
 
 私自身が、一番興味深かったのが「欲望を制御できない性格」です。


 地球の環境、人口問題を考慮して宇宙に行かなければと思ったELON氏は、どうしても宇宙に行きたくなったのでしょう。手持ちのお金では、アメリカで開発するのは高すぎてできないと思い、ロシアに3度も行き、中古のロケットを売ってほしいと交渉したそうです。普通の人なら、2005年当時、ロシアに中古のロケットを売ってほしいと交渉に行くことすら考えつかないことでしょう。毎日、どうしたら実現できるか考え、行きついたのが「ロシアの中古のロケットを買う」と言うことだったのだと思います。その当時、ロケットを買うだけのお金持っていたし。とすらっと語っておられました。

 結局、ロケットは売ってもらえなかったそうですが、欲望は収まらず、着々と準備を進めたそうです。友人からは、スペースシップが爆発する映像を何度も見せられ、バカなことは辞めた方が良いとアドバイスを受けたそうです。成功率も低く、破産するぐらい資金をつぎ込むことになると思っていたそうですが、それでも欲望は制御できなかったようです。

 多くの成功者は、お金以外の、情報、知識、技術、夢に貪欲です。そして、自分の夢を実現させるために、必要なものを揃えられます。ELON氏は、エンジニアでありますが、プロジェクトを成功するには、世界の仕組み、エコノミー、マネージメント力が不可欠だと思い、大学で学びなおされています。アメリカでは、わけのわからない「中学校2年生のELON MUSK」と言われていますが、誰よりも綿密な計画を立てられています。

 今の日本、日本企業、日本人にかけているのは「興味と欲望」です。この二つがあれば、色々な新しいものが生まれるのではないでしょうか?

 



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