閉鎖されて45日経った「カリフォルニア」の状況

 弊社は、中小企業が集まる「ビジネスパーク」内にオフィスがあります。3月19日に、STAY AT HOMEの法令が出され、オフィスで働く従業員も、リモートでの仕事を余儀なくされました。

 そして、1カ月半が経ちました。最初は、FEDEXやUPSなどの配達のトラックが回っておりましたが、今では、そのトラックもほとんど見なくなりました。

 もちろんですが、どなたも出社されていません。月曜日の午後ですが、パーキングには、車は停まっていません。動きが完全に止まってしまっています。予定では、後2週間ほどで、STAY AT HOMEは終了しますが、ビジネスが再開されるとは思えない状況になってきました。


 弊社のお隣は、全米の「ラーメン屋さん」に、スープベースを販売している企業です。ほぼ、全店舗が閉鎖もしくは、テイクアウトとデリバリーのみとなっている今、強烈な打撃を受けておられると思います。
 
 オフィスの住宅設計、水着のブランド、中国製品の輸入卸をされている企業などがおられます。今、全てが止まってしまっており、再開されたとしても、仕事が全く動かないという状況の企業も多いと思います。

 カリフォルニア州の一部では、今週末から、小売店が再開されるとのことですが、店舗内には入れず、店頭で商品を受け渡すのみが許可されています。カーブサイドピックアップのみです。これでは、小売店がオープンしても、ネットで購入するのと同じで、集客は望めません。店舗をオープンすることにより、人件費が嵩み、逆に赤字が増加するだけのように思います。

 ワクチンができるまでの時間稼ぎであることは理解できますが、アメリカの中小企業は、もう持ちこたえられないところまで来ていると思います。街が止まり、スモッグがなくなり、空だけが喜んでいるカリフォルニアです。

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