一瞬にして、時が止まった弊社

 3月19日の午後、17時半に、ロサンゼルス郡で、STAY AT HOMEという法令が出され、その瞬間から、弊社のオフィスの動きは完全にストップしました。17時半に発令され、その日の、夜中の0時からでしたので、弊社従業員は、翌日、会社に来ることすらできませんでした。そのために、さっきまで、仕事をしていたその状態で、止まってしまったのです。


 今、従業員の方々が出勤してきてもおかしくない光景ですが、3週間このような状況が続いています。いつになったら、元に戻るかの予測もできないような状況です。コロナのためなのか、意図的な経済停止をするためなのかは、様々な情報が飛び交っているので、何が正しいか判断しかねますが、理由は如何にせよ、恐怖は、この止まった状況に慣れて来てしまったことです。

 数日、1週間なら、特別です。3週間続くと、それが普通になってきます。今のアメリカは、これが普通なのです。弊社の周りの企業も、ほぼ、誰も出勤していません。そして、その光景が普通になって来ました。

 「さあ、明日から普通の生活に戻りましょう」ということになっても、すぐには、一般の方の生活も、そして、ビジネスも戻らないことでしょう。

 当初は、電話の問い合わせも、Eメールのやりとりもありましたが、徐々に減少しています。それも、普通になってきました。

 失業保険を4か月出すということが議会で通っていますので、6月末までは、このような状況が続くと予想します。骨を折って歩けなくなった人が、治っても、リハビリをしないと、歩けないように、アメリカの、そして、世界のビジネスも、リハビリもしくは、再構築をしないと、動き出さないであろうと思うと、今、やらなければならないことが見えて来ます。

 日本も同じような状況に陥るのではないかと思い、日本の皆様に、少しでも参考にしていただきたく、アメリカの「今」の情報を発信し続けたいと思います。

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