インターンが思う、強いリーダーとは?

M-Cross International Corporationインターンシップ中の武田光陽です。
 
 私は、大学2回生になり、業界選び、さらに同じ業界の中でもどの企業に就職するかのの研究をしようかと考えるようになりました。そして、今回は、それに関連して、どんなリーダーの下で働きたいかについて、私なりに、考えてみました。

 企業には、リーダーがいます。リーダーとは、リーダーのみが持っている資質があると様々な学者によって考えられてきました。しかし、私が、学習した、ピーター・ドラッガーのリーダー論では、リーダーすべてに当てはまる資質というものはなく、仕事次第であり、自分の下で働く者にリーダーと認められその責任を背負える人が、真のリーダーとされています。だからこそ、どんなリーダーの下で働きたいのかが重要だと思います。では、今の大学生も含め人々は、どんなリーダーの下で働きたいでしょうか?
 私は、熱量のあるリーダーの下で働きたいと考えています。

 では、熱量のあるリーダーとは何なのかというと、私は、熱量のあるリーダーを、課題解決能力をどんな状況でも実行でき、考えを伝える際、感情にも訴えることができて、より組織をまとめることのできるリーダーだと定義します。

 例えば、私は、米国のトランプ大統領や、ソフトバンク代表取締役などを務められている孫正義氏が、熱量のあるリーダーの1人だと考えます。

 トランプ大統領は2020年2月4日に、一般教書演説を行いました。これを見て、私は、トランプ大統領は、熱量を持っているリーダーであると感じました。
 トランプ大統領は、演説の中で、国の現状や成果、課題を伝えるわけですが、人々の感情に訴えるように演説を行いました。例えば、国のために殉職された方のエピソードを出したり、海外から帰国した兵士とその家族の再会を、議会の会場内で、演出したりしていました。その結果、最後には、支持者を中心に、USAコールまで起こり、場内をとても愛国的な雰囲気にさせて終わったように感じました。ここでは、愛国心と表現したことによって、「それってただパフォーマンスでだまされているような?」と考えた方も多いと思います。
 しかし、国を企業に置き換えて考えたとき、リーダーは、企業の従業員を同じ方向に向かせることが重要であり、それには、トランプ大統領のように、考えを伝える際に、感情にも働きかけてくれるリーダーが必要であると思います。

 孫正義氏は、とてつもなく強い突破力があります。今までもその突破力を使って様々な問題を解決してきました。それは、孫氏の経歴を見れば一目瞭然ですが、特にその中でもいくつか例を挙げたいと思います。
 孫氏は、高校時代に藤田田の助言を自ら受けに行き、その助言をもとに、カリフォルニア大学にコンピュータを学びに入学しました。そして、在学中に、開発した自動翻訳機を大手企業に売ったり、日本からゲームを販売して多額の資産を築く、それを元手に大学卒業後、会社を設立して、変革期を生き残り、今まで数多くの事業に取り組んできました。
 特に、iPhone3Gが日本で売られたとき、ソフトバンクはそれを独占販売することができ、auやNTTドコモに並ぶ企業にまで成長することができました。しかし、このために、ボーダフォンを買収したり大変なリスクを負って取り組んでいたこともわかります。
これらで挙げたように、課題解決能力が高く、どんな状況でも突破してしまう孫氏は、熱量を持ったリーダーであるといえると思いますし、その例としてはあまりにぴったりな方ではないかと思いました。

 今まで私は、小中高の学校に通っていて、学校ではリーダーといわれる立場の方々と接してきました。しかし、その中の多くの方は、表現の仕方から、先ほど例に挙げた、トランプ大統領から感じた熱量は感じず、むしろ記憶にあまり残らない印象があります。そして、何かを課題を解決しようとする熱量も感じませんでした。もちろん、私が、知っている範囲でですし、主観的に感じたことでもあります。さらに、私が知っている学校などの世界は安定した組織であり、緊急に対応しなければならないほどの課題がなかったということもあるかもしれません。
 しかし、もしそこに熱量を感じさせるリーダーがいたら、何か場の雰囲気だったり、周囲の人間への与える影響が変わり、さらに影響が与えられれば、影響を受けた、それらの人々の行動も変わっていたと思います。
  
 私は、現在の社会情勢は、大きな変化期であると考えています。それも、とても大きな変化期であり、その変化期に適応できない企業は力を失い、逆に合理的な考えを持ち、熱量をもったリーダーに引っ張られた企業は、発展すると思います。だからこそ、私は、突破力があり、周囲に大きな影響を与えることができる、熱量を持ったリーダーのいる企業に就職したいと考えています。そして、そこで、働きながら、彼らの手法や考え方などを学び、将来は、私もそのリーダーのようになっていきたいと考えています。

2020/3/6 武田光陽



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