コロナウイルスに関する危機管理の日米の違い

 先ほど、デルタ航空とアメリカン航空が、米中間の便を全てキャンセルすると発表しました。多くの国で、中国からのクルーズ船の入港を拒否している一方、日本ではまだ受け入れています。





 弊社では、来週、2つの展示会を控えています。1つの展示会には、中国ブースも多く、中国人の来場も多いです。そのために、私は、今、従業員を派遣するか否か、決断を迫られています。

  そんな折、弊社スタッフから電話がかかってきました。「明日の終わりまでに、どのようにするか決断して知らせる」と言ったところ「正しい判断だと思う。ただ、会社がそのように決断しても、自分は参加する。自己責任で参加するので、気にしないでほしい」と言ってくれました。

 しかしながら、状況によっては、無理やりでも参加させないという決断をしなければならないと思っています。

 アメリカで長く仕事をしていると、このような非常事態に判断を間違うと、大変なことになることを、身をもって経験しております。

 日本のニュースでは、日本政府が渡航禁止にしてくれないから、会社も中国に戻れと言うし、行きたくないけど、行けなければならないと言っているサラリーマンの情報が流れて来ました。

 日本の経営者は、従業員のためにも、正しいリスク管理をして、正しい判断をする必要があると、切に思いました。

 私なら、どうしても対応しなければならない仕事があれば、従業員を送らずに私が行くと言ってしまいそうです。そして、従業員より、私が行くと、会社が潰れる可能性があるので、自分が行くと言ってくれると思います。以外と、アメリカは昔の日本のようです。

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