インターン生が思う 考えられない日本人

 12月2日からインターンをさせて頂いている加藤亜門です。先日代表とお話をさせて頂いた際、考えられないことへの恐怖のようなものを感じました。今日は考えられない日本人をテーマに書かせて頂きます。



 アメリカに来て約8ヶ月が経ちました。私がどれだけ無知で、他国の学生と比べて知識量が圧倒的に少ないかということに気づきました。ましてや、自国についてこれほど知らない、興味がないのは日本人だけではないかと思いました。敗戦国として、アメリカに教育方針を決められてしまい、考えることをやめてしっまった日本人。現状に気付きながらも、それを現代まで続けた日本の教育を恨む反面、私自身が考えて行動していたら、少なくとも私の現状は、少しでも違うものになっていたのではないかと思います。

 考えることがアルツハイマーに関係していることから、アルツハイマーの話に移行しました。日本のアルツハイマー患者数が、年々増加傾向にある一方で、アメリカの患者数は減少傾向にあるそうです。日本では、2012年時点で約462万人、65歳以上の7人に1人がアルツハイマーと診断されました。2025年には約700万人、65歳以上の5人に1人がアルツハイマーになると予想されています。

 アルツハイマーの原因は、まだ科学的に証明はされていないものの、原因の35%は防ぐことが可能とされており、その中の8%は教育により防ぐことが可能だと言われています。教育を受けることにより、どのような生活習慣が体に良い影響をもたらすのかがわかると同時に、認知予備能(cognitive reserve) が高まると言われています。また、アメリカの研究結果によると、教育歴16年以上の人は、アルツハイマーの発症率が12年未満の人の約4分の1とされています。日本の大学進学率は65.5%と増加傾向にある中で、なぜアルツハイマーの患者数が減少しないのか、日本の学校に通っていれば答えは明確でした。他国の学生が授業に自発的なのに対し、日本の学生の大半は受動的です。中には、授業に出てはいるものの、スマートフォンで遊んでいる人さえいます。考えない教育を受け続けた結果です。

 考えない教育を受け続けた結果、考えられない人が育つ中で、少数の人は自ら考え行動をし、日本でも成功しています。日本の教育はダメだと多くの人が言います。しかし、その人たちの多くは、ダメだと言うだけであって、実際に行動に移す人は、ごく少数だけだと感じます。気づけないことが1番の問題であり、気づいているのに考え行動を起こさないことも問題です。日本の教育に責任を押し付け、自分の頭を使い、考え、行動を起こすことができない。最終的に全ては自分次第で変わることができるのではないか、と代表とお話をさせていただく中で思いました。

 これまで考えることをサボってきた分、自分の周りのことから世界のことまで、興味関心を持ち、考えていくことが私の課題であると思いました。このインターン期間中も、多くのものを得られるよう、日々考えて行動を起こしていきたいです。
 
 12/4/加藤亜門
 

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