インターン生が思う。幸せの価値観

 本日は、「サンフランシスコでの低所得者の方々へのボランティア」に参加して考えた、「幸せの価値観」ついて書かせて頂きたいと思います。

私は、このボランティアに参加して幸せについて考えるようになりました。なぜなら、現地のスタッフの方から、ホームレスの方に更生施設への入居を勧めた際、「自分で選択した道だから、俺はこの人生が幸せだ」と言われ、断られたお話を聞き、衝撃を受けたからです。衣食住が整った環境が幸せの大前提だと思っていた私は、「幸せの定義」は人それぞれであると、気づくことができました。

彼の言葉にある「自分で選択した道」という言葉が印象的で、日本における「幸せと人生の選択の自由度」について調べてみることにしました。国連が発表する世界幸福度ランキングでは、日本は今年、58位と過去最悪の順位でした。日本の項目別ランキングを見ると、人生の選択の自由度は64位と低かったです。


私は、これらの原因が、「レールから外れたら人生終了」という考えが、日本に蔓延り、人々を不幸にしているのではないかと考えました。日本では、「大学を卒業したら、すぐにどこかの会社で働き始める」という考えがデフォルトになっていて、そのレールに沿っていない者は、落ちこぼれとして、世間から見られるように感じます。例えば、就活自殺の問題では、就活失敗者の中でも、特に「レールから外れると人生終了」と思い込んでいる人が、自殺してしまうように感じます。また、「レールから外れたら人生終了」というところから生まれた安定志向が、チャレンジ精神やイノベーションの減少に繋がり、しいては社会の停滞や、不幸の増大を招くのではないかと考えます。

私は、幸せの形、人生の形は人それぞれで、何に人生の意義を見出すか、自分の人生は自分の選択であって、他人に判断されるものでははいと思いました。これから私は、今の自分と真剣に向き合い、自分らしい人生を見定め、自ら選んだ生き方を全うしていきたいと思います。



 2019/12/04 八巻美穂

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