アメリカは立派な先進国で、人々には自由が与えられています。しかしながら、アメリカには激しい貧富の差があります。10憶円相当の家を買う人もいれば、その日暮らしが精いっぱいで道端で物乞いをしている人もいます。有名な話ですが、アメリカはわずか1%の人が所有する富が残りの99%の人の富より多いと言われています。自由が与えられていて、どうなるかもその人次第。つまりは、こうして貧しくなってしまった状況でさえも自己責任と考えられてしまうのです。これは強者には優しく弱者には厳しい世界であるとも言えます。
アメリカのような豊かな国でも、ここまで貧富の差は激しく、食べ物が手に入らない人々がたくさんいます。資本主義である以上は必ず富豪と貧民に分かれてしまうのです。しかしながら、経済発展する上で重要な自国の技術力を上げるには、全員が平等ではなく利潤獲得のために企業が競い合うことが必要です。
このことを踏まえると、途上国を豊かにするということは果たしてどういうことなのでしょうか。アメリカのような豊かな先進国にすれば、貧しい人たち全員の生活が変わるのでしょうか。きっとそれだけでは足りないのでしょう。資本主義である以上、国の中でも格差が生まれてきます。その格差を国の援助で少しでも縮めることが先進国になった後求められていることであり、そうすることでやっとより多くの貧しい人々の生活を変えることが出来るのではないかと私は考えました。
2019/8/30
吉澤由梨香
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