7月4日の独立記念日を控え、アメリカは星条旗に溢れています。
そもそも私はこちらに来る前、自分の滞在期間に独立記念日が含まれているということすら意識していなかったので、この盛り上がりにとても驚いています。
スーパーマーケットには、大量のアメリカ国旗をモチーフにしたグッズ、玄関先には国旗、カップケーキも青・赤・星、Googleも7月4日仕様。
ちなみに、ここ最近夜になると何らかの爆発音が聞こえるので、なんか怖いなぁなんて思っていましたが、それも7月4日に各地で上げられる花火の前触れのようなものだと聞いて納得です。
日本人の私には、国が独立した日を祝う、という感覚が分かるようで分かりません。
日本の建国記念の日は、多くの日本人にとって単なる祝日だと思います。もっと言うと、カレンダーを見て「あれ、この日祝日?あっ建国記念の日だからか」という流れを毎年繰り返している人もいるのでは…
具体的にどんな過ごし方をするのか、ということも知りませんでしたが、当日は家族や友人とBBQ、夜は花火を楽しむというのが一般的な過ごし方だとのことです。
幼いころから7月4日という日を心待ちにして、大切に過ごすという経験をしてきたアメリカ人は、独立記念日の意義をしっかりと理解しているのだと思います。
理解する機会がある環境で生活してきたからこそ、自分たちが今暮らしている国を誇りに思っているし、その誕生日をここまで盛り上げるのではないでしょうか。
それにしても、アメリカ人は本当に、何かを楽しむことが上手だなぁと思います。日本で日の丸模様の椅子やカップケーキを見つけたり、人々がそれを求める様子なんて想像できません。しかし、ここではそれくらい主張の激しいものが普通であって、そういうものをみんなが受け入れ、取り入れて盛り上げていく。楽しいことを思いのままに楽しもうとする精神を感じます。
7月4日を体験できるのはとても貴重なことだよ、と教えていただいたので、実際に過ごしてみて、また新たな発見ができればと思います。
2019/07/04 原唯奈
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