人材教育における「伝達手段」と「正確性」

 弊社の人材教育プログラムを作るうえで、田坂塾 で、色々とお勉強させていただいております。その田坂塾で「伝達手段」について、なるほどと思ったことがあります。

 昔は「手紙」を書いて送っていた。その後、電話になり、また「Eメール」という形で、ステップアップして、伝達手段が「書く」という形になった。ということでです。これは、伝達手段だけでなく、多くのことが、ステップアップして昔の形に戻っているということです。オークションも同じです。昔は、ある一定の場所である一定の人達が、オークション(競り)という形で売買をしていたが、今は全世界を相手に、EBAYという形で、またオークションに戻っている。ということなどなど。

 現代においては、この2つがあれば、何でもできると言って過言ではないと思います。


 対面でないために、正確に発信しないと正確には伝わらないし、正確に発信していても、相手の理解力がないと、正確には伝わりません。

 インターン生の多くは、PCも使わず、携帯のみで伝達する人が多く、携帯でどのように、タイムリーに確認をさせるか?それには、Eメールなのか、ラインなのか、それとも他のコミュニケーションツールなのかを理解する必要があります。そして、その画面で、どのように、相手が見ているかも重要です。長すぎると、スクロールしないと読めないために、スクロールしなくて良い長さで送ることも重要です。

 そして、一番重要なのが、インターン生の日本語の読解力がどれぐらいかを判断して、その力にあわせて、日本語をすがしないと伝わらないということです。また、インターン生の多くは「わかりましたか?」と聞くと「はい。わかりました」と言いますが、最近、「わかっていないわかりました」と「本当にわかった時のわかりました」の二種類あるということです。今の若い人は、理解できていないのに「取り合えず、わかりました」という傾向があります。

 弊社では、インターン生に日記のような投稿をさせているのは、伝達手段である「日本語」の訓練のためです。

 長い文章は誰でも書けますが、簡潔に、そして正確にどのように、相手に伝えるかは非常に難しいです。

 また、伝達事項でない場合は、長くても良いので、どれだけ相手に、自分の思いを伝えることができるか?ということになります。

 今後は、動画の時代になります。話すことの方が、今のインターン生は苦手なので、次に来る「話して表現する時代」になると、インターン生はら更に苦労すると思います。プレゼンの訓練を受けていない日本人は過酷の時代となります。

 そのためにも、まずは、文字で自分を表現することを、インターンの教育で取り入れています。

 

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