自己紹介

 初めまして。今日から3カ月間インターンシップをさせていただく原唯奈と申します。

 初めてのブログですので、まずは簡単に自己紹介と、インターンシップ参加への経緯をお話しさせていただきます。

 私は現在愛知県の大学に通っている大学3年生です。私の所属している学科は国際関係や文化を主に扱っており、講義やフィールドワークを通して学生自身が自ら興味関心を深め、それぞれが学びたいことをいきいきと学ぶ雰囲気が特徴的です。
 また、先生方はとても個性的で常に私たちに新しい世界を教えてくださいます。
(例えば、アフリカの食事用バナナを使った料理教室が開催されたり、ムスリムの方との交流会が開かれたり、見たこともないような楽器で民族音楽を演奏していただいたり、、、と挙げ始めたらきりがないほど刺激に溢れた大学生活です。)


 幼いころから愛知県を出ることなく家族と暮らし続け、小中高と吹奏楽部の活動だけに熱を燃やしてきた私にとって、新しく知る全ての世界や、多くの経験を持つ先生方や先輩方のお話は、まだ見ぬ世界に対する私の興味をこれでもかというほど深めました。

 そんな大学生活を送る中で、私は自分の生き方について考えることが多くなりました。
みんなが大学に行くから何となく大学へ進学する、無難にアルバイトをし、休日はそれなりに友達と遊ぶ、という自分の毎日に対する物足りなさや、このまま大人になっても後悔するのではないか、という思いは徐々に膨らんでいき、最終的に感じたことが一つあります。
「私は、自分の人生に関する選択を自分でしたことがないのではないか」
ということです。
 誰もが歩む道をみんなと一緒に何の不安も感じることなく歩んできた私の人生は、とても安全でした。でも、本当にそれでいいのか。やってみたいことに挑戦したり、失敗して恥をかいたりすることのない人生ってもったいないんじゃないか。自分で考えて、選ぶことのリスクから逃げてきたんじゃないか。そう思いました。
 そこで私は、1年間の休学という選択に至ったのです。自分が1年間のうちに体験したいことはなにか、どのように成長したいのか、ということを考えて、自分で選ぶ1年を過ごそうと決意しました。

 決意したはいいものの、私にとって休学中の生活は悩みでいっぱいでした。自分で選ぶということは、自分が責任をとるということであって、何かにつまずく度に、大した成長もできない1年ならどうして休学をする必要があるのか、無計画なのに、とりあえず休学に踏み切ったのではないか、という自問自答が続きました。
 それでも、失敗するかもしれないという余計なプライドを捨てて、様々な年代や国籍の方々と接し、多くの経験をしたこれまでの休学生活は、私に多くの刺激を与えました。

 そして、私がインターンシップに参加しようと決めたのは、この1年のスタートであったマレーシアでの留学生活がきっかけです。マレーシアへの留学の目的は、まずは自分の力で生活する力、英語で最低限のコミュニケーションをとれる力を身に着けることでした。(マレーシアを選んだのは、大学の講義でマレーシアについて学んだ際、マレー・中国・インドのミックスされた文化に非常に興味を持ち、もっとこの目で見てみたいと感じたからです。)
 マレーシアで私が興味を持ったのは、マレーシアに流通している日本の商品でした。初めて海外で一人の生活を送る私にとって、日本の商品を見つけた時のほっとする気持ちは言い表しようのないものでした。




 それからというものの、この商品たちはどういう段階を経て、この国に流通しているのだろうか、文化も人も異なる国に、日本の商品を流通させるには、どのような仕事がかかわっているのか、ということに非常に興味を持つようになりました。

 また、その思いは日本に帰国した時のある出来事によってさらに強くなりました。ある日私は家で、ご飯と一緒に味付け海苔を食べていたのですが、何となくパッケージを眺めていると、
「黒い小さなカスが含まれている可能性がありますが、海苔の破片ですので心配いりません」
 という趣旨の注意書きを見つけました。

 読んだ当初は、海苔が入ってるんだから誰でもわかるのに、何でこんなことわざわざ書くんだ、、、と感じていましたが、後になってこれが日本人特有の細やかな気遣いなのではないか?と考えたのです。
相手が感じるであろうことを先回りして考える日本人の丁寧な心遣いを魅力的に思い、日本人として、このような感覚を活かして生きていく、または仕事をすることができたら、とも思いました。

 以上の出来事から、私は日本と海外をつなぐ仕事とはどういうものか、文化圏の異なる国で日本人として働く経験をしてみたいと考えるようになり、このインターンシップへの 参加を決意しました。
 私はビジネスに関する知識をほとんど持っておらず、新たに学ぶ必要のあることがたくさんありますが、インターン生だという立場に甘んじることなく、自分で選んだこの1年を有意義なものとするべく、日々成長し続けたいと考えています。

 初回は自分の話ばかりになってしまいましたが、人生初めてのアメリカに来て3日目、感じたことや考えたことがまだまだありますので、引き続きブログに投稿することでアウトプットさせていただきたいと思います。

2019/06/10 原唯奈

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