日常の中で気づきを見つける

 日常の中で何か新しい気づきを見つけることは、非常に大切だと感じます。なぜなら、それだけで意味のある一日になると思うからです。気づきは、自分自身を成長させ、未来に生かすことができると考えます。しかし、ただ何気なく過ごしているだけでは、この忙しい現代では、新しい気づきをものにすることは容易なことではありません。

 例えば、非日常(旅行、イベント、デートなど)の中では、新しい何かに気づくことはよくあります。海外旅行に行けば、この国はこういったしきたりがあるのかとか。コンサートでは、ライブで聴くとこの歌はこんなに心に響くのかとか。デートなら、付き合っている相手はこんな特徴があるのかとか。気づきだらけです。

 しかし、日常では、朝起きて、歯を磨き、満員電車に揺られ、出社し、仕事をして、帰宅、晩御飯を食べ、動画を見て、寝る。ありふれた日常です。どうすれば、こういった日常の中で新しい気づきに出会うことができるのでしょうか?

毎日アウトプットの時間をとる

 毎日アウトプットの時間を確保すると、気づきが増えます。それは、MCICのブログを書くようになってから、わかりました。なぜなら、アウトプットをするためには、インプットが必要なためです。インプットをするために、街を歩いている時、電車に乗っている時、仕事をしている時、常に周りに気を配るようになりました。街を歩いている時の広告や、電車の中での人の行動、仕事をしている中で指摘されたことなど、気づきを探そうとすれば、結構あるものです。

 また、やはり、アウトプットをする時間帯は、一日の終わりがベストでしょう。なぜなら、人は一日経つと、記憶の70%以上を忘れると言われているからです。その忘却を少しでも減らすために、寝る前に、頭を整理することで、一日の中で貴重な出来事、気づきを自分のものにすることができると、私は考えます。

 私はよく寝る前にこのブログを書いています。一日の頭の整理をするのに、貴重な時間と機会だと感じてるので、5分でも、10分でもこの時間を確保するように心がけます。

「アバウトタイム」を観て、気づきの大切さに気づいた

皆さんは、アバウトタイムという英語をご存知でしょうか?

 この映画では、恋のタイミングを逃しまくる冴えない男性が、ある日、タイムトラベルできることに気づきます。その能力を生かし、好きな人や家族との時間をやり直し、人生の答えを見つける物語です。ストリー全体を通して、時間を大切にすることを教えてくれますが、私が気づきの大切さに気づいたワンシーンがあります。

 それは、主人公の男性がありふれた一日を過去に戻って、もう一度同じような一日を過ごすシーン。
 父親から『毎日を2回経験し、一度目は普通に体験、二度目も同じように過ごすのだけれど、二度目は心配や緊張がない分、小さなことや出来事に気づき、世界がどれだけ素晴らしいかに気づくようにする。』というアドバイスをもらい、それを実行するのです。

 特別なことは何もない、普通の日常ですが、過去に戻って、周囲に注意を配ると、全く気づくことがなかった小さな喜びに出会うことができました。このシーンを観た時、タイムトラベルはできないが、一日を大切にして過ごすことで、気づきは増えるのだと気づかされました。

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