アメリカ人との仕事の仕方

 

弊社は、ロスと東京に拠点があり、アメリカ人と日本人が、日々、共に仕事をしております。お客様と弊社での、日米の考え方の差により、問題が発生するのは、日常茶飯事ですが、社内でも、日米の考え方、仕事の仕方の違いにより、問題が発生することが多々あります。

 そんな折、東京オフィスより、こんなコメントが来ました。「日本企業は無駄に完璧を求めすぎるので、欠点にフォーカスしすぎるため、アメリカ人がついてこないと、アメリカトヨタの社内調整役のアメリカ人の書いた本に記載されてました。日本人経営人は、アメリカ人従業員に対して、チアリーダくらい褒めまくらないといけない。と記載されてました。」

 読んだ瞬間、吹き出してしまい、これを、うちのアメリカ人リーダーに伝えたら、彼も思わず、コーヒーを吹き出しそうになっていました!

 この本を書いたのが、ROCHELLE KOPPという、日米間のビジネスコンサルティングをしている方だそうです。この方の、コメントをGOOGLEで調べましたが、まあ、日米の違いを良く理解されています。

 アメリカ人とお仕事をされる方々には、是非、彼女の本をお読みいただきたいと思います。


 アメリカ人、言え、外国人から見ると、日本人とは、非常に不思議な民族のようです。お互い、悪いところを言い合うと、山ほどありますが、逆に良いところも山ほどあります。誠実で忠実な日本人のことを、アメリカ人は大好きです。

 でも、アメリカ人を好きな日本人の方は、それほどいないのは、悲しい限りです。

 仕事をしていて思うのが、良い悪いは別として、理解しあえないのは、

「失敗をしないように仕事をする日本人、成功しようと思って仕事をするアメリカ人」
「過程と報告を重視する日本人、結果が全てのアメリカ人」
「失敗したら退場の日本、失敗したらまたやれば良いと思うアメリカ人」
「問題点を指摘する日本人、できることを褒めるアメリカ人」
「リスクを避ける日本人、リスクはチャンスだと思うアメリカ人」
「ミーティングを報告の場と考える日本人、論議の場と考えるアメリカ人」
「違う意見を否定する日本人、違う意見を肯定するアメリカ人」
「無駄なことが大好きな日本人、無駄なことを嫌うアメリカ人」
「本心を言わない日本人、本心しか語らないアメリカ人」
「難しい顔して仕事をする日本人、いつも笑っているアメリカ人」
「人の成功をうらやむ日本人、いっしょに喜ぶアメリカ人」
「古き良きが好きな日本人、新しい物好きのアメリカ人」
「失敗したら指摘する日本人、失敗したら慰めるアメリカ人」
「部下が上司に気を使う日本人、上司が部下に気を使うアメリカ人」
「全てが完璧な日本人、いいかげんなアメリカ人」
「仕事が全ての日本人、仕事は人生の一部のアメリカ人」
「小さな思いやりがいっぱいできる日本人、大きな思いやりしかできないアメリカ人」
「決断できない日本人、すぐに決めるアメリカ人」


これだけ長くアメリカに住んでいる私でも、心の中でアメリカ人に「いらっ!」と来ることは良くあること。一方で、すごいなこの人たちと思うことも多々あります。まあ、国際ビジネスはストレスだらけです!

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