アウトドアの小売店「REI」のビジネスモデルを検証

 アウトドア用品の小売店 REI(154店舗、年商23億ドル)のビジネスモデルを検証してみたいと思います。1938年にシアトルで第一店舗がオープンされ、80年の歴史を持つ小売店となりました。

 1987年にREI ADVENTUREと言う、アウトドアの旅行部門を立ち上げています。世界中で、アウトドアのイベントを行い、パッケージ旅行を企画しています。参加費用は、場所によって異なりますが、平均的な価格は、一人5000ドル。

 2006年には、REI OUTDOOR SCHOOL という、学校を始め、各アウトドアスポーツ(サイクリング、クライミング、その他)のクラスを展開しています。参加費用は、20ドル~40ドル。

 最近では、REI OUTESSAというイベントを全米各地で開催しており、SUBARU、THE NORTH FACEなどの企業もスポンサーになっています。


 REIでは、一年で一番売り上げが高い日であるブラックフライデー当日、全店舗をお休みにし、従業員に有給休暇を与え、全ての売り上げをネットに導くようにしています、これは、2015年から、現在まで継続されています。

 企業のプロモーションを見ていると「DIRTY」という言葉が良く出てきます。手を汚して、汗かいて、アウトドアの自然で、人間らしい生活をしましょう!というメッセージだと思います。

 ほぼ、全ての小売店が苦戦しておりますが、REIは、生き残っていく、数少ない小売店の一つであると思います。

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