CES2018の傾向

 今、アメリカでは、展示会の傾向が大きく変わってきております。全てのことで、スピードが速くなっております。そのために、一年に一度開催される展示会まで、新商品の発表が待てないということが一つの課題。

 そして、インターネットの発達で、展示会でなくても、新商品の発表や販売活動が容易にできるようになってきたことがもう一つの課題。

 そして、展示会で展示されている、誰でも入手可能な情報を求めている人が少なくなっているという課題。これら、三つの課題で、展示会の在り方も、大きく変わってきているように思います。

 CESは、Las Vegas Convention Center と、Sands Convention Centerの二か所で開催されています。Las Vegas Convention Center は、ソニー、トヨタなどの大手企業のどちらかというと、未来の技術を披露するイベント会場的要素が多いです。Sands Convention Centerは、すぐに実用化される技術や、商品化された商品が展示されています。

 Sands Convention Centerで、今年目立ったのは、「KICKSTARTERで認めらた!」というサインです。




 KICKSTARTERでテストすることで、一般の方からの指示も得られます。ある意味、効率的なテストマーケティングです。KICKSTARTERで、テストマーケティングをし、開発資金を獲得し、商品化したのち、CESに出展して販路開拓というのが、現在のトレンドになっているようです。

 2004年から現在までのGOOGLE TRENDを見て見ると、2014年を100%とすると「展示会」というキーワードでの検索は、現在では12%まで減少しています。KICKSTARTERは?というと、2014年が100%で、現在は27%と、このキーワード検索も減少傾向です。

 さて、皆さんは、新商品をどこで発掘しようとしているのでしょうか?

 2018年は、色々な意味で大きな変化がある年だと思います。今までは、未来は、このようなことになりますと発表されていたことが、次々と実現化されています。アメリカのマクドナルドは、既に全て自動化され、レジには人がいなくなっています。トヨタは、将来乗用車はなくなると発表しており、AMAZON、PIZZA HUT、UBERと提携し、配達も人も、共同の自動運転社により運ばれると言っています。人の移動と、物の配達が一体化するとのこと。2020年から実用化されるとのことです。

 2018年をきっかけに、大きく市場、社会が変化することでしょう。時代の先読みをしないと、ビジネスが成り立たない時代に突入です。

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