インターン的視点【アメリカでのビジネス会議に出てみて】

インターン生:八巻美穂

 今週、アメリカ人のビジネス会議に参加させて頂きました。

 会議の議題は、アメリカ市場における新規ブランド立上げに関する内容でした。
 この会議に参加することで「日本の新規商品がアメリカ市場へ参入する難しさ」を知ることができました。

 日本の商品をアメリカ市場で販売しようとすると、日本人とアメリカ人の感覚の違いから、アメリカ人にとって中身が理解できないパッケージとなる可能性が高いです。
 ブランド名や商品名、商品イメージなど、アメリカ人の感覚を追及しなければ、小売店に入っても売れない商品となってしまいます。

 会議では日本人とアメリカ人が、ひとつのテーマを徹底的に議論して、日本の商品をアメリカ市場にチューニングしていく場を体感できたからこそ、この難しさを感じる事ができました。

 ひとつのテーマで数時間...
 白熱した議論が英語で飛び交う場の雰囲気で、本格的なビジネスの場で活躍したことが無いインターン生でも、この難しさを察する事ができました。


アメリカ市場向けのブランド名を決めるときも、たったひとつの英単語においても、生まれた時からアメリカで生活している人が抱く単語のイメージには、これほどバリエーションがあるのかと驚くほど豊かです。
たしかに、単語をGoogleの画像検索ですら、一つの英単語で様々なイメージ画像がでてきます。ネイティブの人が言葉から感じる空気感や雰囲気は、更に豊かなのでしょう。

ブランド名や商品パッケージイメージがでたら、次は販売方法の戦略会議です。
パッケージデザインからくる魅力を店舗の雰囲気と合わせてみて、更にここから議論が飛び交います。
店頭での配置の仕方、販売時期などマーチャンダイジングを考慮しながら、大手小売店バイヤーの気持ちを代弁したりする人や、メーカー側の立場に立って議論したり、まるでアメリカの司法ドラマの裁判風景が会議で繰り広げられてます。

この議論の中で感じた事は、なぜこの商品をアメリカで売るのか...そのストーリーを消費者に伝えることも重要だと感じました。

私自身も、今取り扱っている商品が生み出されるまでのストーリーや、アメリカに展開したい話を聞くと。興味の無かった商品に対して、使ってみたいという気持ちが湧いてきました。

このように表面だけの情報ではなく、深く情報を入手できるよう、自らアンテナを張って生活することが、将来ビジネスの場に出て活躍するときに役立つと感じました。

普段流し読みしてしまうSNSの広告も、どこで一瞬手が止まったのか...
自分の心を深堀すれば、それが広告を作成するときにの材料になります。

町の人の服、レストランでの食事、店頭に並ぶ商品。日常生活から観察して、アメリカにはない物を探すのです。

常に思考することを止めない.....

考えることを止めずに、先を読む力は、どんな仕事にも必要であると思いました。自分自身も、これから就職活動をするにあたって、就職後何をしたいのかしっかりと考えていきたいと思います。

2019/12/12 八巻美穂

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