ブランドコスメに学ぶ商品の過程の大切さ


 私はスーパーでもショッピングセンターでも、買い物をするのが好きでいつも時間をかけて物色してしまいます。なかでもアメリカでは食べ物の出所やどのように作られているか、ということにとてもフォーカスしているのが見ていて興味深いです。しかし、よく見てみると食だけではなく、生活品にもこだわりがあるのがよく伝わってきました。私がこの前Sephoraに行った際にこのようなコスメブランドを発見したのです。


 Sephoraはフランス発祥の有名コスメセレクトショップで、DiorLancôme等のデパートコスメだけではなく、日本に未上陸のブランドコスメも多く店内に陳列されています。そしてこのブランドは「tarte sea」と言って、完全なヴィ―ガン用コスメブランドです。海をモチーフにしているパッケージが可愛らしく、ヴィ―ガンではない私でも欲しくなってしまいます。若者受けするようなパッケージで売られているヴィ―ガンコスメは、それだけ多くの若い女性がヴィ―ガンであるということを間接的に伝えていると思います。しかも、このブランドだけではなく、ヴィ―ガンのコスメブランドは検索すると他にも沢山出てきました。アメリカでは、レストランではもちろんヴィ―ガン用のメニューが主流となっているのは知っていましたが、メイク用品もここまでヴィ―ガンに沿っているのは新たな発見でした。

 日本ではヴィ―ガンも使えるコスメがまだあまりないと思います。恐らくLushくらいでしょうか。そもそも、ヴィ―ガンだという人を殆ど見かけません。これは、私たちが普段消費する物がどういうものか、どのように作られているのかをあまり気にしない風潮があるからではないでしょうか。日本の商品はその過程よりも出来上がった時の見た目、美味しさ、使い心地、コストパフォーマンスなどを重視している気がします。そのため、いつか私たちが商品のできる過程を気にし始める時にやっとヴィ―ガンの存在に気づけるのかもしれません。日本にもエシカルを大事にする考えが広まって欲しいと思います。

 話は変わりますが、私がサンタモニカに観光した際に、「動物を食べるのを辞めよう、ヴィ―ガンになろう」という張り紙をつけた自転車を見かけました。ここまでくると宗教みたいな気もしましたが、それほど私が知らない間に自分が地球に害を与えているのかと考えると何も知らない自分を愚かに感じました。もっといろいろなことに興味を持ち調べていきたいと思います。

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