大学生が考える、途上国における貧困解決のGoalとは②


 アメリカと言えば、代表的な先進国です。旅行や留学などで訪れてみれば人々が楽しそうに生活しているのが見て取れます。また、人種のサラダボウルと言われるくらいに様々な人が集まって一つの国を作っています。そのためアメリカは思想も見た目も「こうでいなきゃいけない」という概念がなく、自由を重んずる思想を持っている国です。日本では法律で禁止されていることもアメリカに行くと合法であったりします。しかしながら、自由には必ず責任が伴います。アメリカは自由を大切にしていますが、同時に全て「自己責任」とみなされるのです。


 例えば、保険に加入することも個人の自由です。日本のように社会保障制度があるわけではないので、入りたい人だけが保険に入るという考えになっています。ただ、アメリカは医療費が日本と比べ物にならないくらい高いので、加入するのが自由とは言えどもするに越したことはないと思いますよね。

 驚いたのが、犯罪に巻き込まれることまでも「自己責任」とみなされてしまうことがあるという事実です。アメリカは自己防衛のために銃を持つことが許されています。犯罪に巻き込まれたのなら、なぜ銃を使って自分を守らなかったのか、という考えなのでしょう。

 会社で働く場合も、上司の顔色を伺って上司より早く帰らないようにする習慣はなく、仕事が終わったらすぐ帰るというのが普通です。むしろ、如何に時間内に結果を出せるかが重要になってくるので、会社にいる滞在時間よりも仕事の出来高が重視されると言えます。万が一解雇されたり辞めたりしたとしても、転職しやすい社会です。また、日本では偏差値の高い大学を出て新卒で有名な企業に勤めることが多くの人から理想とされているライフプランだと思いますが、アメリカにはそういう概念がありません。新卒採用という概念がそもそもなく、インターンを何年もして働いて力をつけてからではないと採用してもらえません。

 そのため、人生のライフプランを立てる際にも多くの選択肢があると思います。上記はほんの一例でしたが、このようにアメリカには何をするも自由という考え方が根付いています。しかしながら、それにはいつも責任が伴うという話でした。



2019/8/24
吉澤由梨香

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