どこに自分の才能があるのか


 昨日、テレビで「レンタルなにもしない人」(以下、レンタルさん)が取り上げられていました。今、ツイッターで話題のアカウントです。

 レンタルさんは、自らをレンタルし、特になにもしません。ただ見ているだけ、ただ側にいるだけ、ただ話を聞くだけ、ただゲームに参加するだけ、一人で入りにくいお店に一緒に入るだけ。レンタルした人が払う費用は、レンタル期間中の食費と交通費だけです。

 こんなサービスに本当に需要があるのかと、最初は少しバカにしていましたが、テレビを見るにつれて、彼が世の中から必要とされていることがわかりました。彼は、1日に3〜4件の依頼をこなすとのことで、仕事の依頼も1日に何十件もあります。ツイッターのフォロワー数も20万人近くおり、すでに有名人です。

なにもしないという才能

レンタルさんは、元々出版社に勤務をしていましたが、ノルマやチームプレーが合わずに3年勤務した後、その会社をやめてしまいました。その後も、色んな会社を転々としましたが、続くことはありませんでした。レンタルさんは、元々なにもせず生きていたいと思う人でしたが、それでは生活ができないために働いていました。

 しかし、ある日を界に、レンタル何にもしない人を始めたのです。レンタルさんは、なにもしなくても人から求められます。それは、ある意味レンタルさんの才能です。一緒にいる時の距離感や、空気感、存在感が絶妙なため、一人ではやりにくいことをする時に、一緒にいてくれるということが求められるのです。

 これまでは、なにもせずに生きていたいと思っていたレンタルさんですが、見事自分の才能を生かし、やりたいことをして生きています。

ふとした時に才能に気づく

レンタルさんも最初は、こんなサービスに需要があるのか半信半疑だったと思います。また、自分のなにもしないというスタンスが求められるのかも確信はなかったでしょう。

 しかし、ふとツイッターで自分のアカウントを立ち上げ、サービスを始めたところ、話題と評判から、依頼は激増し、今や2冊の本を出版するまでになりました。収入も少なからずあります。なにもする気がなかったレンタルさんが、ある日思いついた、自分に合ったサービスを発信したところ、レンタルさんの才能を引き出す結果に繋がったのでしょう。

自分の才能に気づくために

現在、私は、運動以外の分野で自分にはどういった才能があるのかはっきりわかっておりません。運動に関しては、幼い頃から得意だったので、少しばかり才能があることはわかります。

 しかし、それ以外の分野で自分がどういった才能を持っているのか、よくわかっていないのが現状です。自己分析が足りないと言われるかもしれませんが、自己分析では、自分の才能に気づきにくいと思います。なぜなら、自己分析は過去の経験を元に行うため、新しい気づきを得ることはそれほど多くありません。特に、自己分析を通して、自分にはこういった才能があるのかと気付けることは少ないでしょう。

 私が思うに、自分の才能に気づくためには、挑戦を続けることが重要かと思います。なぜなら、今ある環境の中で、新しい何かに挑戦してみて、こんな分野が自分は得意なのかと気づくことができるからです。

 私は今、自分の能力次第では、挑戦をさせてもらえる環境に身を置けていると思います。しかし、現状、自分の能力や経験が足りておらず、挑戦できる機会が少ないです。
今は、ひたむきに努力を積み重ね、新しい挑戦ができる機会をもらえるように頑張ります。

 挑戦できる環境は、仕事の場だけではありません。プライベートでも、挑戦できる環境はあります。色んなことに興味を持ち、挑戦できることに積極的に挑戦していこうと、昨日「レンタルなにもしない人」を見て思いました。

 ちなみにこちらがレンタルさんのアカウントです。
 https://twitter.com/morimotoshoji?lang=ja

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