さらに一歩先を考えて仕事をする

 現在、私の仕事の多くは事務作業的な業務が多いです。レストランのレポートの体裁を整えたり、商品のリストを更新・整理したり、言ってみれば、誰でもできる仕事がほとんどです。

 しかし、誰でもできる事務作業であっても、クオリティは求められます。もっというと、その仕事の質で評価をされてしまうこともあります。本日、NYレストラン視察の報告書を提出したところ、先輩から指摘されたことがあります。それは、「その仕事の目的を考え、一歩先を考えて仕事をするように」という指摘でした。

 業務内容は下記です。弊社が開催したNYレストラン視察ツアーに参加した方に向けた報告書。弊社では、食関連のFacebookページを運営しており、そのアカウントで各レストランの特徴などを発信しています。指示では、その各投稿の文章と写真をそのままでいいので、まとめて視察報告書という形で作成してください。というものでした。

 私は、今回の視察ツアーには参加したわけではないので、内容をどうこうすることはできません。相手のことを考えてできることは、体裁を整えて見やすくすることだと判断して、作成しました。

・写真のサイズを統一
・見やすいフォントを選択
・目次を付け、全体の内容を把握しやすく工夫
・太字を用いて、重要部分を強調

 上記を行い、提出しました。

 しかし、先輩からのフィードバックで、私が考えていた目的のさらに先を考える必要があることに気づかされました。

目的を正しく明確にする

今回のタスクで、私が目的だと判断したことは、視察ツアー参加者が見やすい報告書を仕上げることでした。しかし、本当の目的は、視察ツアー参加者が他の場で、こういったツアーに行って来たという報告ができるような報告書に仕上げることでした。

 この指摘を受けてからよく考えると、このツアーに参加される方は、飲食関連の事業をされている、もしくは、関わっている方がほとんどです。当然、自分たちのPR活動やブランディングをされています。今回の視察ツアーへの参加は、PR活動やブランディングに使える内容でもあるので、参加者がそういった場面でそのまま使っても問題のない報告書を仕上げる必要があったのです。これは、相手が見やすい報告書を作成するという目的のさらに一歩先を考慮していると言えます。

 そのため、
・ですます調を用いない
・やわらかすぎる表現は修正する→報告書らしい文章に修正する
 など、さらに一歩先を考えてできることはありました。

 上記のような業務は、今後も行うことがあると思いますので、その際は、さらに一歩先の目的を考えて、相手が喜ぶ仕事をしていきます。

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