「考える事」「継続する事」を教える難しさ

 弊社では、この5年ほどで、多くの日本人大学生(社会人も含む)インターン生を受け入れて来ました。企業の人材教育は、一生のものと考えているので、短期間での完成など考えておりませんが、せめてインターン期間中に「学ぶ、成長するためのコツ」だけでも掴んでもらいたいと思っておりますが、このコツを教えるのが大変難しいです。

 コツとは、皆さんも経験あるかもしれませんが、自転車に乗れるようになるまで、コツが分からず長い時間がかかりますが、それでも、コツさえわかれば、スイスイと自転車に乗ることができます。仕事や人間の成長にも、コツがあり、そのコツさえわかれば、後は、自力で成長できると思っています。

 先日、NYに行った際に、ウォールストリートを通りしました。その際、弊社でも使用していますが、コミュニケーションツールのSLACKが、上場をしたばかりでしたので、NYの証券取引場では、SLACKの上場を祝って、このようになっていました。


 SLACKも、アメリカの若者が、恐らく「もっと便利なツールがほしい」と思い試行錯誤し、考えを継続して作り上げたシステマだと思います。考えて継続すれば、資本がなくても上場もできる時代です。

 考えること、継続することは、ビジネスの基本中の基本。もっと言えば、人生の基本中の基本ではないかと考えます。

 日本の教育の影響もありますが、日本人インターン生は「考える事」ができない。「考えるということを考えない」「何かに疑問を持つことがない」「すぐに聞いてしまう」というような特徴があります。そのために、会話が続かないです。論議もできないです。

 また、継続することができないので、2~3週間は続けても、そこでぴったりと止まってしまいます。何度も何度もアドバイスしないと、継続ができないというインターン生がほとんどです。

 先日、堀江さんの動画を見ていましたが、堀江さんは、メルマガを1日も欠かすことなく、10年間書いている。簡単なことだけど大変なこと。今の人達は、このように毎日、同じことをするということができないと言っておられました。

 市場、世界、その他、激変の時代、「考える事」と「継続する事」ができない人は、生き残れないような時代になるように感じてしかたありません。

 そのためにも「考える事(疑問を持つこと)」と「継続する事」を教えなければなりません。考えることを教えるのは、本当に難しです。

コメント