リラックスしたければ「今」を意識すればいい

 せわしなく過ぎて行く日々。現代の私たちは、昔よりはるかに平和になった一方で、また違った意味で心が休まらない日々を過ごしているのではないでしょうか?戦争や貧困、疫病など日々死に怯えながら過ごしていた昔とは違って、仕事や人間関係、お金、将来への不安など平和になっても頭には常にネガティブな何かがはびこっています。

 当然、そんなことを常に考えながら生きているとどっと疲れます。そういった人ほど、小さな子どもや爆笑しながら話している学生などを見ると、あの頃に戻りたいななんて思いますよね。人の脳は、常に活動しており、意識してなくても何かを考えています。皆さんも経験があるかとは思いますが、ぼーっとしていても周りの風景が目に入り、それについて考えを巡らせることはよくあります。目を閉じていても、自然と頭の中で何かの映像が流れ、思いを巡らせます。眠っている時でさえ、夢を見るので、脳は働いているのです。
 これらが脳にとってマイナスかはわかりませんが、少なくとも脳は疲れます。脳が疲れると、身体的にも精神的にも疲れてくると私は思います。私も最近は、状況頻繁に変わり、その都度自分のことや将来のこと、今のことなど、常に考えていました。本当に疲れます。

 では、どうすれば脳を休ませ、回復させることができるのでしょうか?

何も考えなければいい

 結論、何も考えなければいいのです。なぜなら、考えるために脳が疲れるからです。でも、本当にそんなことはできるのでしょうか?これは、私の考えですが、
意識がある状態で何も考えないようにするというのは非常に難しいと思います。というか、無理です。意識がない状態、つまり睡眠状態では、自分の脳をコントロールすることはできないので、夢を勝手に見てしまいます。

 では、どうするのか?できるだけ考えないようにするしかありません。みなさん、もうおわかりですね。瞑想です。流行りの言葉では、マインドフルネスでしょうか。瞑想(マインドフルネス)とは、今に意識を集中することです。そうすることで、考える行為を最大限減らすことができ、脳や精神を休ませることができるというのです。方法としては、呼吸に意識を集中させるというのがやりやすいかと思います。

 しかし、どれだけ集中しようとしても、どうしても何か考えてしまうものです。でも、それでいいのです。「あ、今他のこと考えているな」と気づくことが今に意識を集中できている証拠なので、気づけばまた、意識を呼吸に戻せばいいのです。

 これらは、本で学んだ方法です。すごくシンプルな方法なので、やってみてください。たまたま、今日お風呂で頭を浮かせながら、久しぶりやってみて、非常にリラックスできたのでご紹介しました。1日に5分でも10分でも、とりあえずやることが大切とのことなので、毎日やってみましょう。

 ちなみに私が読んだマインドフルネスの本は以下です。

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